街歩き・サロン

第11回照明探偵団街歩き ヴィーナスフォート編

2001年6月7日

街歩き2001:ヴィーナスフォート編
街歩き2001:ヴィーナスフォート編

今回の街歩きではヴィーナスフォートをターゲットとして、商業施設照明とその経済効果との関係を調査してきました。

天気はあいにくの雨で気温も低く、みんなで避難するかのようにビーナスフォートに駆け込みました。調査方法は二つ。一つは照度計を用いて通路や店舗内の照度を測る方法と、もう一つは各店舗ごとに色温度を塗り分ける方法(オレンジっぽい色と白っぽい色の二種類のみ)です。調査は団員のみなさんが主体となって行われました。あまりにも堂々とお店の中でも調査をしていたため、警備員さんにしかられる場面もありましたが、それだけがんばった甲斐があり、その調査結果から色々なことが分かりました。まず、色温度は全体的に白っぽい色が多かったということ。レストランはさすがに暖色系の色合いでまとめていましたが、服飾の店舗では眩しいほど真っ白な光を使っているところが多く、通路の照度が 10 lx ~ 30 lx と暗いので余計に目立って見えました。このようにビーナスフォートではそれぞれの店舗が競い合うように主張していて、統一感が感じられません。それに対して、モデルとなったラスベガスのフォーラムショップでは全体としての照明計画がしっかりとしているため、各店舗が全体の雰囲気に馴染むように計画されています。一見、照明計画の縛りを強くすると、それぞれの店舗の自由度がなくなり、集客力が弱まるのではないかと思われがちですが、東京国際フォーラムの ampm を見ても分かるように、周りの雰囲気にとけ込む様に設計されても、利用者が減少する事はありません。建物全体の雰囲気を快適なものにすることによって逆に集客力が高まるのです。しかしビーナスフォートの設計者は、今後各店舗の看板などについて、さらに規制緩和を進めようとする考えを持っているようです・・・。

恒例の懇親会でも、フォーラムショップのビデオや写真を元にビーナスフォートとの違いを見直すことができました。
今回の街歩きではフォーラムショップとの違いを検討しながら歩く事ができたため、ビーナスフォートの新たな発見が得られたのではないかと思います。

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