街歩き・サロン

サロン – 三ノ輪商店街 街歩き・ロンドン調査報告・五箇山 合掌造民家の調査報告

2002年10月16日

研究会・サロン2002:渋谷 照明探偵団事務局

まず始めに 10 月 9 日に実施された三ノ輪商店街の街歩き報告が田中謙太郎団員から行われました。いわゆる“ちんちん電車”(都電荒川線)に乗って目的地を目指すため 10 名限定という少人数で行われた今回の街歩きでしたが、久々に良い天気に恵まれ絶好の街歩き日和となりました。ジョイフル三ノ輪こと三ノ輪商店街の各店舗のファサード照明は実に個性的で、その写真が紹介されると皆さん興味津々で観ていました。各商店ともに全く統一感のない照明なんですが不思議と不快な感じはなく、昭和へタイムスリップしたようなどこか懐かしい感じを参加した団員は感じたようでした。皆さんも都電に乗ってレトロなアーケード街“ジョイフル三ノ輪”を訪れてみてはどうですか。
つづいて田中智香団員からはロンドンの調査報告です。最初に現在開発の進んでいるテムズ川沿いに近年開通した Jubilee Line の駅や周辺の写真が紹介されました。 Jubilee Line の特徴は駅ごとに違った建築家がデザインをしているというところで、日本でいう大江戸線といったところでしょうか。アワードを獲った Westminister 駅をはじめ各駅の照明手法の違いや印象が報告されました。このテムズ川沿い付近は現在も開発が進んでいて今後も竣工予定の建築がいくつもあるとか。田中団員も数年後また訪れてみたいとの事でした。次に紹介されたのは St. Martins Lane Hotel と My Hotel の 2 つのデザイナーズホテルです。特に St. Martins Lane Hotel は NYでヒップなデザイナー・ホテルを次々とオープンしたホテル経営者イアン・シュレーガーとフィリップ・スタルクが手がけた事で話題を呼んでいるホテルです。田中団員が部屋をあちこち調査する写真が紹介されると、「照明デザイナーたるもの部屋に着いたら荷を解いてくつろぐ前に隅々まで観察して写真をとるべし」と団長から照明探偵団の調査の基本を教えて頂きました。

面出団長の教え子である武蔵野美術大学・空間演出学科の皆さんから五箇山合掌造り民家での調査報告がビデオの映像を交えて行われました。 4 泊 5 日に及ぶ調査の内容は民家内や、ろうそくの灯りの照度を測定したり、建物の実測調査を行ったりと本格的。映像の中には面出団長が料理をしたり、三味線を片手に美声を披露する姿など貴重なシーンも含まれていたりと、会場は大いに盛り上がりました。また学生の皆さんの手によって編集されたビデオは非常に完成度が高く好評でした。

今回は吹谷団員からアクリルを使った椅子の模型が紹介されました。椅子そのものが光るわけではありませんが透明なアクリルの素材を透過する光がこの作品の見所。一枚のアクリル版を曲げ加工して作られた作品には団長から「なかなか丁寧に作られている」とお褒めの言葉を頂きました。団員の皆さんからも作品に対して色々と意見が出ましたが、将来的に商品化されたりすることもあるかもしれませんね。次回のサロンでも皆さんからの積極的な発表を期待しています。

関連する投稿

おすすめの投稿

PAGE TOP