探偵ノート

第014号 – 照明デザイン事務所の照明

Update:

コーヒーブレーク: 面出さんと私
Interviewer: 池田 俊一

テーマ:『照明デザイン事務所の照明』

池田 今回は「照明デザイン事務所の照明」というテーマです。 僕は建築家やインテリアデザイナーのオフィスは本人のデザインテイストが詰まった面白い場所なんだろうと思っていて昔から気になっていました。同じように照明デザイナーのオフィスについても工夫を凝らしたこだわりがあるのではないかと思っています。今回は一例としてLPAのオフィスを取り上げたいと思います。
僕がLPAに入社してはじめに気づいたことは、オフィス内の照明が全て電球色だったこと。飲食店などならわかりますがオフィスの照明環境が全て電球色というのはあるようでないですよね。他にも天井を照らす間接照明やグレアフリーのデスクライト、2Fスタジオのライトコントロールなどが印象的でした。面出さんは事務所を作る時、照明についてはどういう事を気にしましたか?

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2Fスタジオのパーティー時の様子

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3Fワークスペースでは電球色を使用したタスク&アンビエント照明

面出 来客へのプレゼ。LPAのあれは良かったから真似してみようかなと思われるようなものにすべきだと思ったね。何が良くて何がいけないのか、理屈を示さなければいけない場でもあるから、もちろん光源が直接目に入るなんて許されないし。

池田 2Fスタジオは応接・打合せをはじめ社員同士の討論の場であったり、様々な作業をする多目的スペースになっています。照明実験スペースにもなりますね。

面出 光を見るために昼でも暗くできるとか、大きなスクリーンあって色温度を見比べられるとか、照明メーカーのショールームにあるような実験コーナーみたいなものかな。実験をするためのスタジオとしては十分ではないけれど高効率でフレキシブルに使うしかないからね。高効率で高密度がLPAの特徴じゃないかな。

池田 照明デザイン事務所やメーカーは、仕事の実践の場でもあるのでやはりこだわりありますね。

面出 まあデザイン会社なんだからこだわる事は当たり前でしょう。ところで照明デザイン事務所の照明については池田さんはどう考えているの?

池田 各所におけるそれぞれの照明に、意味があるという事じゃないでしょうかね。例えばよくあるオフィスのように部屋全体を漫然と均一に照らす照明はないということです。限られた空間では工夫された照明手法がされているとか、多目的スペースでは、ライトコントロールでパーティーシーンやプレゼンテーションシーンに切り替えたりするところなどに、強いこだわりが必要だと思います。

面出 僕がいつも考えているのは働く場を見るとその人たちの本性がわかるという事。働く場はそこで生産する製品の品質を示しているんだ。だから僕が時々ゲストにLPAの高密度で高効率のワークスペースを見せるのはそういうことなんだよ。2Fのスタジオだけ見ると気取ってゆったりと空間を使っているとように思われるかもしれないけれど、3Fのワークスペースでは社員が様々なプレッシャーを感じながら、もの凄い密度で働いている(笑)。誤解を恐れずに言えば、なかなかスマートでエネルギッシュな会社だなと思われるのではないかな。

池田 確かに2Fと3Fの雰囲気の差はかなりありますね(笑)。

面出 まあ照明で言うとあとは適光適所だよね。細かく回路分けしてあるから天井の間接照明とか夏場の節電時期は消えてたし。でも誰かが暗いから間接照明はつけた方がいいって言ってたな。あなたはどう思う?

池田 仕事するのに手元が明るければ、僕は消していても問題ないと思いますよ。

面出 そういうことではないんだな。僕はね部屋に入った時に受ける印象として、社員が元気そうに仕事をしている雰囲気かどうかなんだよ。皆が楽しく元気に仕事をする必要がある。だからLPAが節電で照明を消していた時期は、皆の表情や雰囲気が暗い印象を受けたんだよ。ところで池田さんはLPAのオフィスに今後欲しいと思う照明アイテムなど何かありますか?あの照明は無駄だとかさ。

池田 これと言って無駄な照明はないと思いますが、これ以上は新たにやりようがないんじゃないかなと思っています。そうですね、あえて言えばスタジオの大きな棚は特徴的なアイテムなので棚まわりに凝った光を仕掛けたいですね。

面出 ああ、扉を開けるとお遊びの光が飛び出てくるとか、扉の裏面がミラーになっているとか、パーティーの時にはいかがわしい光の演出になるとか。もっとフレキシブルに使えるようになると良いね。

池田 それは面白そうですね!何かアイデア考えてみようと思います。

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