探偵ノート

第019号 – 自分の弱点を克服するには

Update:

コーヒーブレーク: 面出さんと私
Interviewer: 林 虎

テーマ:『私の性格』

林:今日は私の性格についての相談です。私は他の人と比べると、とても感情の波が激しいように感じます。例えば朝はすごくいい気持ちだったのに、夜になるとテンションが下がり、不機嫌になる時もあります。気持ちをうまくコントロールできていないように思います。

練習と経験は何回も必要
練習と経験は何回も必要

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恥ずかしがりや
恥ずかしがりや

面出:ええ~っ、そんなに早くハイになったり、 ローになったりすることがあるんだ。数時間で?一日の中でも?

林: 短時間に変わることもあります。今はいい気分だけれど、数時間後はそうではないとか。
ちょうど昨日がそうでした。気持ちがあまりのらず、誰とも話したくなかった。気持ちがのらない時には日本語もあまり出てこず、うまく話せません。

面出:林君、それは性格とは違うと思うよ。気持ちの中のちょっとしたバランスの問題だと思う。それは性格とは言わずに体質じゃないかな。

林:体質というと物理的なことではありませんか?

面出:体質というのはフィジカルな肉体的なことだけではなく、精神的な特質も含んでいると思うよ。体質は肉体と精神の個人的な特徴。性格はもっと思考や感情的な傾向のこと。例えば〝恥ずかしいがりや“とか、〝いばりんぼう”とか。

林:もう一つ私の性格であまりよくないと思っている事は、初めてあった人とうまく話せない事。初めての人ともうまくコミュニケーションがとれるようになると、社会人としてステップアップできると思います。

面出:そうだね。性格というのは自分でコントロールできたり、少し修正できたり、なんか悪いなと思ったらすぐ直せるといいんだけど、なかなか直せない、というか難しい場合があるよね。でも体質改善はやってできないことはない。。

林:私の将来の夢は、先生になることですが、今のままだと人の前で話したりするのが苦手で、そういう仕事はできないように思います。性格をもう少し良い方向に向けたいです。

面出:林君は中国から来たから、日本語を母国語と同じようにうまく使えていないことがある。だから日本語で話す時にシャイになったり、イライラしたりしてよく話せないのかなと思っていたけど、そういう訳ではないのですね。母国語の中国語や韓国語でも人前に立って話す時に、うまくいかないことがあるということかな。

林:はい。そうです。今年日本語で何回かプレゼンテーションを行いましたが、その時はあまり緊張せずにうまくできました。上司が同席してくれていたからだと思っています。一人だとすごく緊張します。自分の「味方」がいると思うと精神的に安定感を感じ、緊張しません。

人前で話すのは、中国語より日本語の方が楽ですね。日本語を勉強していた時にたくさんプレゼンテーションをやったので、日本語でのプレゼンルールというか、流れを覚えています。しかし中国語でのプレゼンの機会はあまりなく、そういうルールをまだ見つけられないので、ちょっとドキドキします。

面出:慣れるというのは重要だよ。練習と経験は何回も必要だね。発表するとき、上司と一緒に行かず、一人で行くというのが怖いわけでしょう? 

嫌なことを「よし、今日は自分の経験を積むために一人で頑張ろう」というふうにしてやってみる。うまくいかなくてもいい。「よし!この次はもう少しうまくやるぞ」と思うことが大事なんだよ。経験を何度もしてくると、人は同じ所にはいないよ。必ずレベルアップする。私も60年そうやって来たんだ。

私は学生時代からしゃべるのがそんなに嫌いではなかったし、いろいろなところで場数を踏んできたけど,たくさんの恥をかいたよ。やはり人前でうまくしゃべれるようになるのは恥の積み重ねだ。

林:日本の学生を見ると人前でよくはなしているように感じますが、それはよくしゃべる性格なのでしょうか。

面出:私は、自分が教えた学生はしゃべるのがあまり上手くない人が多いなと思ったよ。最近は特にみんなが目と目を見て話すのではなく、視線を合わさず話す。「ちゃんとこっち見て話して」って言うと「話しづらいので、私のブログを見てください」みたいなことを言う学生もいた。だから、私から見ると日本の学生がうまくしゃべるとは思わない。若い学生もそうだし、林君みたいに中国の一人っ子政策の環境で育った人たちは、いろいろなことに対して臆病で、恥をかきたくないという人が多い。気持ちは分かるけど、若い時に沢山恥をかいた方かいいんだよ。恥から学ぶことは多い。経験が大事。

林:そうですね。今後、もっと自分自身を前に出して、苦手でやりにくい事でも、潔く自信を持ってやり、たくさん経験を積んで、より良いデザイナーになるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。

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