夜景ウォッチングツアー

ナイトウォッチングツアー in 阿智村

ナイトウォチングツアーin阿智村

2018/07/21-07/22 本多由実+ 黄思濛+東悟子

昨年の八丈島上空でのUターンの雪辱を果たすべく計画したツアー。日本一星が美しく見える村に選ばれた長野県阿智村へ東京からパスを貸切ってのツアーとなりました。参加者15名で夏の星と太陽を満喫してきました。

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ヘブンスそのはらで星空観賞を待つ

■観光資源となる星空

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月明りが強く明るい夜空でも、都会とは大違いの星の数でした
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山頂で寝転がって待機する人々
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レーザーポインターを使っての星の解説
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中山道42番目の宿場の妻籠宿。山の中ならでは。木で葺いて置き石でとめている屋根 
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脇本陣の囲炉裏端と高窓。手前が家長の座
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ノスタルジックな街並み

今回の目的地「阿智村の星空ツアー」は、愛知万博頃までは盛況であった昼神温泉に観光客を呼び戻すため、スキー場の夏季活用と合わせて考案されたもの。5年ほど前に村民が手探りで始めたイベントが、今は1年通じて多くの人々が訪れる名物となっていると、行きのバスの中で興味深い記事を読みながら、団員一同は東京から長野県西部まで向かいました。
昼には天竜川の川下りをし、温泉と夕食を楽しみ、お酒も少し入った後で、メインイベントの星空観賞に出発です。星空観賞の会場は、山々に囲まれたスキーゲレンデ「ヘブンスそのはら」。青い照明で宇宙ステーションのような雰囲気の乗り場から乗り込むゴンドラは消灯され真っ暗、そのまま15分ほど黒々とした森の中、山頂まで2.5kmを移動します。予想以上に町から離れているので、徐々に街の明かりは届かなくなりました。
山頂につくと、すでに多くの人が芝生に陣取っています。探偵団メンバーも緩やかな傾斜に寝転んでスタンバイ、消灯を待ちます。22時15分になると、係員のアナウンスにより、目をつむりながら皆でカウントダウン。(投光器消灯)
目を開けると小さな星々が一面に広がり、感嘆の声があちらこちらから上がりました。星々の光は奥行きをもって重なり、月の光と相まって夜空全体がうっすらと明るく見えます。上弦を過ぎた明るい月夜で、たまに夜霧はかかるものの、小さな星々が頭上に広がる様子は見飽きないものでした。霧か薄雲かと思われた白い帯が天の川。多くの星々が見えるなかでも特に明るい星々は有名な星座のもの。はくちょう座をはじめとする夏の星座たちも十分に見えました。空自体が明るいので、星や月の光で歩くのに不便は無い明るさですが、照度計の数値は0.02lxと満月の0.2lxより格段に低い数値でした。
レーザーポインターを使って夏の大三角形など星座の紹介をうけ、音楽を聴きながら星空をながめあっという間の15分、まだまだ見ていたいのですが投光器が点灯され、お開きとなりました。下山したのは23時過ぎという夜中の観光ですが、老若男女1500人を超える人々が星空を求めて集まっていました。
明治維新からわずか150年、それ以前では賑わう町なかでも普通にこのような星空が見えていたことを思うと、うらやましくなりました。夜景名所は様々な箇所にできていますが、星空名所を新たに作るのは難しいことと思います。このような場所が減らないように、気をつけて光を扱っていきたいと思います。

■昔ながらの町並みと光

翌日は中山道の宿場町、妻籠宿にて家並みの成り立ちや歴史、建物の特徴などをユーモアな案内人の方に詳しく教えてもらいながら散策しました。妻籠宿は日本初の重要伝統的建造物群保存地区。一見同じように見える中でも建てられた年代によって階高や前庭の違いがあること、敵をふせぐために不自然に曲がった道路など、面白い工夫が多くありました。
カラッと晴れた夏空が似合う、山の中の素朴な町並み。のどかな町に見えながらも、そこには殿様に対する決まり事やしきたりがあり、当時の身分階級の厳しさを物語っていました。内部を見学した脇本陣でも、囲炉裏端に座る位置は家族の中での親子・男女・姑嫁という上下関係によって決まるという、日本の「家」における家長というしきたりの厳格さを目の当たりにしました。
また、日本家屋ならではの昼光の取り入れ方にも感嘆するばかり。秋~冬には座敷正面の高窓から格子ごしにシャワーのように光が挿し、冬至にのみ囲炉裏まで達するそうです。写真を見せていただきましたが、囲炉裏の煙によって光線がくっきり見えとても幻想的でした。

最後に赤沢自然休養林で木曽ヒノキの天然林の中を走るトロッコ列車に乗り、木漏れ日が美しくヒノキの香り漂う森林の中の散歩を楽しみました。

3年前は火祭りで火の勢いと人々の熱気を体感し、今回は川下り・星空観賞・歴史ツアー・森林散策と自然多めで五感を刺激してきたツアーでした。また色々な光を求めて団員でツアーできればと楽しみです。通信で見づらい星空写真はインスタグラムでもご覧いただけますので、是非そちらもご確認ください。 (本多由実 黄思濛 東悟子) 

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天竜川下り 日差しは強いが川面近くは涼しく気持ちいい
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赤沢休養林にて森林浴 マイナスイオン!
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思わず童心に帰る団員達

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