こどもワークショップ

夏休みこどもワークショップ:夜の街に出て、光の英雄と犯罪者を探そう!

照明探偵団Jr. 夏休みワークショップ

夜の街に出て、光の英雄と犯罪者を探そう!
2018/07/26  東悟子+畢雲+木村光+荒木友里+高橋翔作+神田愛子

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総勢49名参加してのにぎやかなワークショップになりました

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オリエンテーションの様子

記録的な猛暑の東京で照明探偵団Jr.のワークショップを久々に開催しました。
元気溢れるこども達24名とその保護者で表参道&キャットストリート界隈で光の英雄と犯罪者探しを行いました。

夏休みが始まったばかりの7月末、LPAの会議室はこども達でいっぱいに。街歩きワークショップ3年ぶりの開催に定員15名のところ24名もの小学1年生から中学3年生までのこども達が集まってくれました。
照明についてあまり考えたことがないこども達に、いかに興味を持ってもらい、また何を学んでいってもらうかをスタッフと話し合い、次のことをターゲットにしてワークショップを行いました。
1、光のことを知ろう
2、街のあかりを観察してみよう
3、光の英雄と犯罪者を探してみよう
4、どうして英雄 OR 犯罪者なのか考えてみよう
5、他の人はどう思ったのか意見交換してみよう
6、どうすれば犯罪者がよくなるか考えてみよう

■オリエンテーション
ますは面出団長が照明の基本を説明。火から始まる照明の歴史や色温度の違いが人にもたらす影響、日本と海外の住宅における照明の位置の違いなどを簡単に解説しました。その後、街はどのようなあかりで構成されているか、光の英雄と犯罪者はどういうことを指すのかを紹介し街歩きに出発しました。

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街歩きで意見を言いあうこども達
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道端の照度を計測
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ふたつ並ぶ自動販売機も照明が違うと販売意欲が変わることを発見

■街歩き

こども達は5班に分かれ、それぞれの班で英雄と犯罪者探しをスタートしました。

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多くの班が英雄にあげたサインが浮かび上がる照明
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光の滴が流れる演出が好評
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派手でない上品な木のイルミネーションが英雄に
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上部のやわらかな光が下の強烈なグレアで台無しということで犯罪者に
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ビル全面が発光しておりまぶしすぎて犯罪者に
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英雄と犯罪者で意見がわれたネオンサイン

①A班
A班は全員が小学校低学年のグループ。目に入るものに対し、純粋に好き/嫌いといった意見が飛び交います。こども達の観察方法は、興味を惹くものを発見すると一目散に走って行き、近くでまじまじと観察したり触ったりしながら意見を言います。A班で1番の英雄に選ばれたのはカラフルに色が変わるカフェ看板。他にもカラー照明のものはありましたが、これは看板の裏側の壁が照らされ切り文字が透けて見えるデザインで、「いろいろな色に変わって面白い」「おしゃれ」などの意見が出ました。その他の英雄は白く面発光する看板やガス灯風の街路灯が「目に優しい」との渋い意見で選ばれていました。犯罪者に選ばれたものは直接光のものが多く、まぶしいスポットライトはもとより電球がたくさん付いた看板はこども達に嫌いと一蹴されていました。
今回こども達と歩き気づいたことは、大人は経験でまぶしいことを予測すると目を背けますが、こどもは近付いて観察し、その場で感じたことを意見するということです。大人になり街中にあふれた光の犯罪者を見て見ぬふりが出来るようになっていることに気付き反省させられました。(木村光)

②B班
B班はキラキラ・ギラギラをキーワードに街歩きをしました。一番の英雄として選ばれたのはレストランの入り口の木のイルミネーション。イルミネーションといっても派手なものではなく、電球色で粒も小さく上品な印象があり、通りのイメージにも合う光として全員一致で英雄。他にも間接照明を用いた看板照明も評価が高く、キャットストリートには落ち着いた光が合うという意見がよく聞かれました。その中で、意見が大きく割れたものが、カラフルなネオン管で彩られたお店のファサード照明。決して落ち着いた光ではなく、赤やピンクなど鮮やかな色が多く用いられていましたが、こうした賑やかな光も好きという意見とキャットストリートには合わないという意見が対立してしまい決着がつかず、時間切れとなってしまいました。道路鋲や看板照明に使用されている赤い光については、不気味な印象でこわいという意見が多く、犯罪者として選ばれました。(荒木友里)

③C班
C班は全員が中学生で、一番年上のグループ。わいわいにぎやかな他の班を横目に落ち着いた様子はさすが中学生といったところでした。
初めに足が止まったのは、頂部にドーナツ型の導光板が付き、その下に路上をまぶしく照らす照明が付いたポール灯でした。こども達からはせっかくのドーナツ型の光を下のまぶしい照明が邪魔してしまっているとの声があがり、下の照明は周りのお店が明るいからそんなに明るくなくても良いと鋭い意見も。
足を進めると安藤忠雄氏の建築にこども達の目が留まります。黒い外観に白く光るGALAXYの文字とブルーライトのラインがスタイリッシュで、こども達にも好評でした。
Dior表参道のビルは光の雫が滴れているようなファサードがとても綺麗だったと好評で、1番の英雄となりました。
伊東塾の出身者が多いこともあり、建築と光をセットにして興味を持つこどもが多く、英雄にあがったのはいずれも建築と調和した光でした。逆に光の主張が強すぎるサイン照明やインテリアの光は犯罪者として挙げられました。 (高橋翔作)

④D班
D班はひとつの照明にみんなが積極的に沢山の意見を出し、歩いている道のお店や街灯の照明だけでなく、あまり目に付かないビルの一室や、かなり遠くにあるビルの階段の照明についても意見を挙げてくれて、年上の子を中心に色々な照明と比較したりして、沢山の照明について話し合うことができました。眩しく明るい照明が犯罪者だという意見は一致していましたが、その他は女子と男子によって意見が違うことが多く、話し合いをしても意見は違うままでした。 (神田愛子)
⑤E班
E班は最年少グループ。終始ワイワイ賑やかで、積極的でした。小さな子ほど、自分の意見をきちんと述べて色んな光に興味津々の様子。年齢が低かったせいか、自分の意見を言い終わったらすぐ興味が次の場所に移ってしまい、置いてきぼりになる子も。それだけ意欲的に参加してくれていたのですが、大人は追いかけるのに必死!
最初は英雄があまり探せなかったのですが、お客さんを呼び込むための光やきれいだと思う光は「英雄」かな、とちょっと大人からアドバイスをするとこども達も納得。英雄をいくつも挙げてくれました。また「肝心の店名の文字に光があたっていないから、サインの役割を果たしていない」と小さいながらも鋭い意見も飛び交いました。
(畢雲)

■ポスター作成&発表
街歩きから戻った後はまとめのポスター作り。班ごとに見つけてきた英雄と犯罪者に順位を付けます。どの班もすんなり決まらず予想していたより長い時間かけての作成となりました。話し合いが決裂し、男女で別々の順位を付けた班も。
班毎に別行動であったにも関わらず、多くの班が同じ英雄や犯罪者をを挙げていたのは興味深かったです。

■感想
毎回新たな発見がある探偵団Jr.の街歩きですが、今回は意見の豊富さに驚きました。お互い遠慮して意見を言わないのではないかという心配をよそに、意見が多すぎてまとまらないという、うれしい結果になりました。
作成したポスターは探偵団HPにアップされていますので、是非ご覧ください。     (東悟子)

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班に分かれてポスターを作成
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作成したポスターを使い街歩きのまとめの発表
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他の班の意見にも耳を傾けるこども達

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