2009年6月19日 夏至
今年も20:00をまたいだカウントダウン映像でcandlenight@OMOTESANDO – Eco Avenueがスタート!
佐藤卓さんには楽しみながら講評をしていただきました。
捨てられる運命の空き缶にいのちが吹き込まれ、もう一度輝き出す。
テントウムシがロウで出来たキャベツにとまっている?!と思ったら、ロウで出来たテントウムシだ!
コトリキャンドルを抱えて表参道を行進
ごみを否定しながら作品の一部に取り入れたオススメの一品。ごみで埋もれて光が見えなくなっていなければいいけれど…
4人組で出没したキャンドルナイトPRガール、キャンドルの妖精さんのひとり。
今年は合計400人弱のスタッフが集まり、ますます成長を見せるキャンドルナイト。
「でんきを消して、スローな夜を」をスローガンに、キャンドルを灯していつもと違った時間の過ごし方をしてみよう…という2003年の夏至から始まった環境NPOによるこのムーブメントは、今や日本全国で夏至と冬至の一大イベントとして様々な場所で行われています。
Candlenight@OMOTESANDO -Eco Avenue
2009年6月19日(金)夜8時から10時の2時間、表参道でキャンドルナイトが行われました。2005年の夏至から始まったこのイベントは今回で6回目を迎えます。
今年のテーマは「グリーン」です。優しさの代名詞、地球環境や自然環境をいとおしく思う時のキーワードとして掲げています。今年からはキャンドルのデザインだけでなく、LED(発光ダイオード)の使用を解禁し、東京近郊の美大生を中心とした総勢500名弱のスタッフが、表参道をあたたかなキャンドルとLEDの共存するあかりでケヤキ道を彩りました。
4つの柱
「キャンドルインスタレーション」「キャンドルカフェネットワーク」「子供たちのキャンドルパレード」「オリジナル行灯」。これら4つのイベントを柱に表参道ではキャンドルナイトが行われます。
キャンドルインスタレーションとは、表参道沿道にあるビルや店舗の軒先にあるスペースをお借りしてさまざまな展示を行うものです。空間をダイナミックに使うグループ。様々な形のキャンドルを使用して繊細な作品を作るグループ。来街者参加型のインスタレーションを行うグループなど、どれも凝っていて、表参道を歩いているだけでも目を楽しませてくれました。
キャンドルカフェネットワークとは、表参道周辺のカフェのテーブルや庭などをお借りして、そのお店のイメージに合わせたキャンドルを置かせていただくものです。キャベツの形をしたキャンドルにロウで作ったテントウムシをとまらせたり、季節をモチーフとして色とりどりの紫陽花のシェードを作ってみたり、カラフルなLEDとキャンドルを組み合わせたハイブリッドな作品が置かれるなど、面白いデザインがたくさんありました。
子供たちのキャンドルパレードとは、神宮前小学校の子供たちが放課後に作ったコトリの形をした行灯を持って表参道の街を行進するものです。最後はキャンドルナイトの本部がある交番横の広場へと向かい、既に設置されている森をイメージしたインスタレーションの思い思いの場所に子供たちがコトリを飾り、作品とコラボレーションしました。
オリジナル行灯とは、グリーンというテーマに沿って制作された一つ一つデザインの異なる趣向を凝らした行灯を手に、60人の行灯デザイナーが200人以上のスタッフを引き連れ、表参道中に散らばってキャンドルナイトを盛り上げるものです。原宿駅から表参道駅までの、およそ1kmもある表参道の沿道に点在する約30箇所のインスタレーションやカフェを、柔らかなあかりを纏うたくさんの行灯が繋ぎ、一つの空間にする役割を果たしていました。
これらのほかにも周辺で同時開催されるイベントがたくさんありましたが、それらのいくつかはWEBで告知をさせて頂いたり、当日はキャンドルナイトのアイコンを印刷したLEDキャンドルで光るバッグを配り、イベント場所に置いて頂くなど、昨年以上に表参道の街と一緒になって盛り上がった感があります。今年はラジオにも出演するなど、広報活動にも力をいれましたが、キャンドルナイトをきっかけにさまざまな企業と繋がることが出来たのは貴重な経験です。
嵐のように過ぎさったキャンドルナイトは、準備期間5ヶ月、参加大学・専門学校・団体数8、総スタッフ数482人、参加カフェ数23、インスタレーション数9、協賛企業数15、協力企業数8、消灯減灯協力店舗数33、と、これだけたくさんの方々に支えられて無事成功を収めることが出来ました。ご協力頂きました関係者の皆様には大変感謝しております。
まだまだ成長を続けるcandlenight@OMOTESANDO – Eco Avenue。来年もどうぞご期待ください!
(矢野大輔)