連続実践講座

vol.10 都市を駆ける電照箱 – 日比野 克彦(アーティスト)

Update:

連続実践講座 あなたも照明探偵団

日比野 克彦 (アーティスト)
~電車、自動車、船、飛行機、多くの電照移動箱が
夜に生き物のように行き交わっている~

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探偵団は、トランスポーテーションの必要性から街を徘徊する光装置を「電照移動箱」と命名した。それらの殆どはバッテリーと自家発電を原理としているので、電力会社のお世話にならない。この何気ない事実は、もしかすると画期的な都市照明の手法を導くかもしれないと言うわけで、会場でアーティストの日比野氏に「電照箱の製作」をライブパフォーマンスとして行ってもらい、日比野ファンを大いに喜ばせた。
昔なつかしき花電車が人々に運んだ夢と希望は現代の私たちにはもたらされないだろうが、無味乾燥に均一化されつつある都市の風景の中に、この自己発光体が新しい感性を持った自由なデザインの可能性を拓いていくのではないか。「トラック野郎」に乞うご期待、といったところか。

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