照明探偵団通信

照明探偵団通信 vol.146

Update:

発行日: 2026年 1月 30日
・照明探偵団倶楽部活動 1 / 都市照明調査:サウジアラビア、リヤド(2025.11.16-11.18)
・照明探偵団倶楽部活動 2 / 都市照明調査:ウズベキスタン、タシケント(2025.11.09-11.14)
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都市照明調査:サウジアラビア、リヤド

ディルイーヤ、KAFDとリヤドの地下鉄駅
2025.11.16 – 11.18 Gita Listia

今回のリヤド照明調査では、旧市街とKAFDの新開発エリアの特性を、特に歴史地区ビジネスエリア、メトロ駅に焦点を当てて探っていった。公共空間の照明を通じて各エリアがどのようにアイデンティティを表現しているか、またメトロ駅のような主要インフラにおいて、照明戦略がどのように反映されているかを紐解いていく。

歴史の重みを静かに照らし出す、リヤド、ツライフ地区の夜景

■ディルイーヤ

素材の質感とスケール、連続性を際立たせるツライフ地区の照明計画

ディルイーヤはリヤドの北西に位置する歴史地区であり、サウジアラビアで最も重要な文化遺産のひとつ。リヤド中心部から約15km、ハニファ渓谷沿いに位置し、この街の初期の歴史を今に伝えている。現在、ディルイーヤでは歴史遺産の継承と現代的な都市デザインを巧みに融合させ、活気ある文化・ライフスタイルの拠点としての開発が進められている。

ディルイーヤの照明は、歴史的景観に配慮した控えめな設計が特徴である。ナジュド様式の日干しレンガ建築を引き立てるため、非常に温かみのあるホワイト系の光が採用されており、穏やかで心地よい夜間景観を作り出している。また、ここに設置されているポール灯やボラードは、リヤド市内の一般的な街路灯とは異なり、独特の形状やパターン、そしてより低い色温度を備えている。こうした伝統的な照明の個性が、訪れる人々に対して、ここが歴史と文化の特別な場所であることを鮮明に印象付けている。

壁面照射が引き立てる土壁の量感と豊かな風合い

■ツライフ地区

ツライフはサウジアラビアの歴史の誕生の地であり、ディルイーヤの文化的な核となっている。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの地区の照明は、極めて抑制されており、保存を最優先とした設計がなされているようだ。

建物の質感や奥行き、造形を優しく浮かび上がらせるため、ソフトなグレージングやウォールウォッシュの技法が用いられている。また、ナジュド様式の日干しレンガが持つ自然な色合いに合わせて非常に温かみのある光が採用されており、照度は意図的に低く抑えられている。この手法によって、その場が持つ本来の夜の雰囲気が保たれ、歴史的な構造物が光に埋もれることなく、主役として際立っている。

■ブジャイリ

ブジャイリ(通称ブジャイリ・テラス)は、ディルイーヤ内にある歴史遺産とライフスタイルが融合したエリアで、歴史地区ツライフに隣接している。ここは人々が集まって食事や散策、交流を楽しみながら、ディルイーヤの情緒を満喫できる活気ある公共空間として機能している。

このエリアの照明は、空間全体を一様に明るく照らし出すのではなく、壁面や素材の質感、アーチ、塔などを優しく照らし、アクセントを加えることでその造形を浮かび上がらせている。一部のファサードにはプロジェクターが活用されており、特に装飾のない平坦な日干しレンガの壁面に視覚的な変化を与えている。これにより、温かみのある人間味豊かなスケール感を保ちつつ、よりインタラクティブな体験を生み出している。

■KAFD(キング・アブドラ・ファイナンシャル・ディストリクト)

ビルが林立するKAFDの中心、リヤド最高層 PIFタワーの夜景

AFDの建築は純粋なサルマニ様式ではないものの、その設計原理に影響を受け、現代的かつ国際的なデザイン言語へと昇華されている。サルマニ様式は、地域のアイデンティティや人間味のあるスケール感、幾何学的な秩序、そして重厚感を重視する。ナジュド様式の建築的価値を単に模倣するのではなく、現代的に再解釈しているのが特徴だ。その結果、KAFDの建物の多くは、透明感よりも重厚感を感じさせる力強い幾何学的形態や明確な量感を備えている。ファサードも平坦なガラスのカーテンウォールではなく、スクリーンやフィン、パターンを多用して奥行きを持たせている。全体として、KAFDは土着的・歴史的というよりは、未来的でグローバルな都市イメージを体現している。

KAFDはリヤド北部に位置する大規模なビジネス・金融拠点。オフィス、ホテル、住宅、商業施設、そして公共空間が一体となった現代的な高密度都市として設計されている。世界的建築家たちが手がけた未来的かつ幾何学的な建築群は、KAFDの大きな特徴となっている。

日照計画もまた重要な要素である。建物の多くは、室内の奥深くまで自然光を取り込めるよう計画されている。キャノピーやオーバーハング、コロネード、ポディウムといったファサード要素は、リヤドの過酷な気候において、直射日光を遮りつつ柔らかな光を採り入れるための欠かせない工夫となっている。また、多くの建物でガラスと金属のファサードに遮光フィンやスクリーン、フリットガラスを採用し、眩しさや熱を抑えながら採光を最大化している。こうした建築表現に加え、KAFDは地区全体および主要な建物において、LEEDプラチナ認証を取得した持続可能な街でもある。

光と影の調和が描き出す、夜間のアル・ワディ地区

都市の回遊性も大きな特徴だ。建物間は広大なブリッジ網で結ばれており、それぞれが固有のカラー照明で彩られている。このカラー照明は地区内の各ゾーンと連動しており、誘導の役割や空間のアイデンティティ形成を支えている。
KAFDの照明は、ディルイーヤのような歴史地区と比較すると、より現代的で表現力豊かである。一般的には、ニュートラルから寒色系のホワイトトーンが選ばれ、高い照度とドラマチックな演出照明によって建築造形を強調している。祝祭時や特別なイベントでは、カラー照明も導入される。一部の建物では投光器(フラッドライト)が使用されているほか、ファサードの目地やフィン、エッジ部分にライン照明を組み込み、幾何学的なリズムを際立たせている。

公共空間においては、ポール灯、ボラード、手すり照明、ファサードからの漏れ光、樹木のアップライト、そしてアクセント照明を層状に組み合わせる「レイヤード・アプローチ」が採られている。これにより、視覚的な奥行きとヒエラルキーが生まれ、ダイナミックな夜間環境が創出されている。

KAFDの俯瞰夜景
夜に際立つその構造美とリズムを強調する、KAFDメトロ駅のファサード照明

■リヤドのメトロ駅

今回の照明調査は、リヤド・メトロのブルーライン沿いで実施した。調査対象としたのは、標準的な駅デザインを採用しているKing Fahd Libraryメトロ駅に加え、国際的に著名な建築家が手がけた、KAFDメトロ駅(Zaha Hadid Architects)、オラヤ・メトロ駅(Gerber Architekten)、そしてカスール・アル・ホクム駅(Snøhetta)の計4駅。

メトロ駅全体の照明計画を俯瞰すると、かなり均質な印象を受ける。プラットホームの乗降エリア直上や改札口付近といった、特定のエリアごとに照明を厳格に使い分けるような手法は見られない。代わりに、空間全体に光を均等に配置することで、視認性の確保と乗客のスムーズな移動を優先させているようだ。

色温度に関しては、ホワイト系の光と温かみのある暖色系の光が組み合わされている。主に全般照明としてホワイト系の光を用いることで、明快さと安全性を担保する一方で、特徴的な壁面や建築要素の周辺には暖色系のトーンを配し、空間の雰囲気を高める工夫がなされている。

■まとめ

ディルイーヤ、KAFD、そしてリヤド・メトロの各駅は、リヤドという都市においてそれぞれが担う役割や文化的背景を反映した、個性豊かな夜間景観を形成していた。

ディルイーヤでは、歴史的な個性を守り、落ち着きのある夜間空間を作り出すために、低照度で歴史景観に配慮した温かみのある照明が徹底されている。対照的にKAFDでは、現代的な照明戦略が採られており、高めの照度とニュートラルから寒色寄りのトーンを用いることで、近代建築の造形美と都市としての明快さを強調している。ブルーライン沿いのリヤド・メトロ駅においては、より均質な照明手法が一貫して用いられており、能性や安全性、そして乗客の円滑な移動が最優先されている。

今回の調査を通じて、リヤドの多様な都市文脈において、照明が「歴史」「現代性」「インフラ」を体現するための重要なデザインツールとして機能している様子が鮮明に見て取れた。 (Gita Listia)


都市照明調査:ウズベキスタン、タシケント

2025.11.09-11.14 林晃毅+蒋坤志

タシュケントタワーから俯瞰 建物のファサード照明と比べ、ライン状の街路照明の方が際立っている

この調査では、ウズベキスタン、タシケント西部の都市空間において、ソビエト文化とイスラム文化がどのように混ざり合い、共存しているかを調査した。特に、異なる文化の積み重なりが、この地特有の照明手法や光環境の表現を生み出す背景となっているかという点に着目。その手がかりを得るため、タシケント市街の全域を歩き、各地の状況を記録した。

ウズベキスタンの首都タシケントには、ソビエト・モダニズムとイスラムの建築伝統の双方の影響がみられる。市内には、ソビエト時代の巨大な公共建築とともに、伝統と現代が融合した宗教建築が点在する。本調査では、地上建築に加えて、1977年に開通した中央アジア初の地下鉄「タシケント・メトロ」も対象とした。そこでは、洗練された照明と上質な素材が、地下空間をあたかも美術館のような趣へと昇華させている。 (蒋坤志)

■タシケントの俯瞰夜景

ファサード照明は制限されている

テレビ塔から見下ろすと、タシケントの夜景は連続的な建築ファサードのライトアップではなく、光の線と点のネットワークとして浮かび上がる。街の形を最も分かりやすく示しているのは道路網だ。主要幹線道路や環状道路は光の帯となって走り、橋梁や主要な交差点はひときわ明るいノードとして現れる。これらが、平坦なスカイラインを形成しているこの都市において、読み取りやすい交通の骨組みを形作っている。こうした線形の要素が、都市の方向感やスケールを強く定義している。

一方、建物の大半は夜間は暗く、その存在は入り口の明かりや窓からのわずかな漏れ光、周囲の反射光によってようやく確認できる程度である。その結果、街全体の明るさは低く抑えられ、高層建築やメディアファサードを持つ一握りのランドマークが、周囲とのコントラストによって際立ち、遠くからでも目を引く目印となっている。

■ソビエト・モダニズム建築

タシケントには、ソビエト時代の代表的な公共建築が多く残っており、その巨大なスケールや厳格な幾何学形態、機能主義的なデザインが、モダニズム都市としての骨組みを作っている。これらの建築は、昼間は強い存在感を放つ一方で、夜間の表情はそれとは大きく異なる。私たちは、これらのソビエト・モダニズム建築が、夜間の歩行者視点や低照度の環境下でどのように見えているかに注目しながら歩いた。

全体的に、これらの建築は夜間に一貫したライトアップを行っていない。ファサードを照らす手法や投光照明がほとんど見られず、建物の視認性は、入り口の明かりや内部からのわずかな漏れ光、周囲の街路灯による反射光に頼っている。その結果、建物は巨大な暗い塊として現れ、昼間に見せていた構造的なリズムや幾何学的な秩序は影を潜め、夜の闇のなかに溶け込んでいる。

歩行者のスケールで見ると、視覚的な印象を支配しているのは建物の外壁ではなく、道路照明や交差点、広場、そしてエントランス部分の明かりだ。コントラストが低いために、間近で見ても建築の形は捉えにくい。しかし、それがかえって視覚的な情報の詰め込みすぎを抑え、インフラが主役となる静かで秩序ある夜間環境を作り出している。

国旗を映し出すテレビ塔のメディアファサード

こうした低照度の背景の中で、一部のランドマークは鮮明に浮かび上がる。タシケント・テレビ塔は、投光照明とメディアファサードによって、夜間において最も識別しやすい目印となり、街の方向を知る重要な手がかりとなっている。

一方、人民友好宮殿(Palace of Peoples’ Friendship)は対照的だ。控えめな内部の明かりと上部の照明によって、その存在を維持している。建物そのものを主張するアイコンというよりは、光を湛えた公共空間として佇んでいる。外観の夜間表現よりも、内部の光の質の方が際立っているのが特徴だ。

総じて、タシケントの夜景におけるソビエト・モダニズム建築は、低輝度で控えめな表現、そして機能的な照明を優先している点が特徴だと言える。これが都市に安定した秩序ある性格を与えている一方で、ピンポイントで細やかな照明演出を加えることで、さらに魅力を引き出す余地があると感じた。 (蒋坤志)

■イスラム建築

ハズラティ・イマーム・コンプレックスの様子

タシケントにおけるイスラム建築は、ハズラティ・イマーム広場に代表される旧市街や宗教・文化エリアに集まっている。ソビエト・モダニズム建築とは対照的に、これらの建築は中央アジアのイスラム文化の系譜を色濃く反映しており、精神性や儀礼、そして装飾的な美しさを重んじている。
その建築様式はより複雑で象徴的であり、地域特有の素材が用いられているのが特徴だ。私たちは、モスクに使用されている素材が光を受けてどのように反射し、質感を伝えているか、という点に特に注目した。

1. ハズラティ・イマーム広場

タシケントで最も重要なイスラム宗教・文化の中心地であり、ティムール朝以来の伝統的な建築的特徴を今に伝えている。広場内にはモスク、マドラサ(宗教学校)、宗教図書館などが並び、宗教と建築文化の象徴的な拠点を形成している。カリグラフィーやアラベスク、幾何学模様のモザイク、レンガのレリーフといった豊かな装飾が、その芸術的な個性を際立たせている。

調査時、新設されたイスラム文化センターでは照明やプロジェクションマッピングのテストが行われていた。歴史的な建造物とは異なり、新校舎には線状のウォールウォッシャーや投光器など、より現代的な建築照明が取り入れられている。しかし、旧来の建物では構造的な制約から照明器具が壁面に近すぎる位置に設置されており、光の当たりすぎによる白飛びや、光の届かない暗い部分、器具同士の間に生じる影の隙間などが目立ち、照明としての質を下げてしまっている。

ティリャ・シェイフ・モスク広場

2. マイノール・モスク

マイノール・モスクは、タシケントの近代的な市街地を流れる川沿いに位置する、21世紀の重要な宗教的ランドマークである。白大理石の外壁、端正なプロポーション、そして青いドームが特徴で、歴史的なイスラム建築と「伝統×現代」の対話を織りなしている。

広場の明るさは比較的低く抑えられており、投光照明はモスクの右上部のみに限定されている。この暗い環境が静謐で神聖な雰囲気を守っている一方で、歩行者のための案内や安全を確保するための機能的な光は、やや不足している。    (林晃毅)

■タシケント・メトロの調査
1977年に開通した中央アジア初の地下鉄であるタシケント・メトロは、多様な装飾様式、芸術的な空間の質、そしてテーマ性を持ったデザインで広く知られている。軍事・警備上の理由から2018年まで写真撮影が禁止されていたが、解禁後は各駅の記録と研究が可能となった。この地下鉄は単なる交通システムではなく、工学的な成果、芸術的な職人技、そして政治的な象徴性が融合した、いわば「地下の宮殿」の連なりである。

1. コスモナフトラル駅
1984年に開業したコスモナフトラル駅は、タシケントで最も象徴的な駅の一つだ。深いブルーの色調、宇宙飛行士の肖像、クリスタルの照明器具、そして近未来的な装飾によって、「宇宙」をテーマにした独特の世界観が作り上げられている。

2. アリシェル・ナヴォイ駅
1987年に開業し、ウズベキスタンの偉大な詩人アリシェル・ナヴォイの名を冠したこの駅は、一連のイスラム風ドームが特徴である。そこには天文学的な象徴性を取り入れた複雑な幾何学模様や、地域に伝わるタイルの職人技、そして青・金・白という東洋的な色彩が盛り込まれている。照明は機能的なものが中心で、ドームの縁に配置された線形の器具が下方向を照らし、ドーム自体は周囲からの反射光によって柔らかく浮かび上がっている。

3. ウズベキスタン駅
ウズベキスタン駅は、アーチ状の天井、左右対称の設計、3廊式の空間レイアウトといった「地下の宮殿」の典型的なスタイル。照明には2つのタイプが使われている。一つは、空間全体を柔らかな光で包み込む、綿花をモチーフにした大型のシャンデリア。もう一つは、足元の明るさを補うために斜め下を向いた発光パネルである。 (蒋坤志)

グーリ・アミール廟 正面

■サマルカンドの建築
今回の調査にあわせ、サマルカンドでの補足調査も実施した。折しもサマルカンドではUNESCO総会が開催されており、パリ以外での開催は約40年ぶりという歴史的なタイミングであった。私たちはティムール朝の霊廟や周囲の宗教建築に焦点を当て、低照度下でのタイルの見え方、ドームやアーチの重なり、そして遺産を保護しつつ神聖さや物語性をいかに光で演出しているかを調査した。

1. グーリ・アミール霊廟

1403年から1404年にかけて建設されたグーリ・アミール霊廟は、アミール・ティムールとその子孫が眠る場所である。巨大な青いドーム、釉薬タイル、そして洗練された装飾は、ティムール朝建築の到達点を示している。内部では自然光と人工照明が組み合わされており、四隅に設置されたポールマウントのトラック照明から、10個以上の可動式スポットライトがドームに向けて照射されている。なお、調査時にはドーム頂点のシャンデリアは点灯していなかった。

2. レギスタン広場

かつてティムール帝国の中心的な広場であったこの場所は、ウルグ・ベク、シェル・ドル、ティラ・カリという3つのマドラサ(宗教学校)に囲まれている。夜間の照明計画は心地よく、寒色系のブルーと暖色系の低色温度の光を組み合わせることで、建築本来の色調を引き立てている。特にティラ・カリ・マドラサの黄金のドームは、暖かな光によってその輝きが増しており、グーリ・アミール霊廟と同様の照明手法が採られている。

レギスタン広場の夜間照明全体は、主に上向きのライティング(アッパーライト)で構成されている

3. ビビハニム・モスク

ビビハニム・モスク 正面入り口

1399年から1405年にかけて建立されたビビハニム・モスクは、当時世界最大級のモスクの一つであった。ティムール朝ルネサンスを象徴する釉薬タイルやモザイク、カリグラフィーの装飾が特徴である。残念ながら、現在は建築そのものを照らす専用のライトアップは施されておらず、最低限の機能的な照明のみに留まっている。    (林晃毅)

■まとめ
今回の調査を通じて、ウズベキスタンの建築は、街そのものが「立体的な歴史の本」のようだと感じた。タシケントが近代的な複雑さを映し出す一方で、サマルカンドは古い文明の深みを伝えている。この街において、光は単に辺りを照らすだけでなく、その場所が歩んできた歴史や物語をそっと語りかける役割を果たしているのではないか。    (蒋坤志)

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