照明探偵団通信

照明探偵団通信 Vol.109

Update:

発行日:2021年12月29日
・照明探偵団倶楽部活動1/東京調査 赤坂(2021.10.27)
・照明探偵団倶楽部活動2/第68 回少人数街歩き (2021.11月)
・照明探偵団倶楽部活動3/第67 回サロン@ ZOOM (2021.12.02)
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東京調査 赤坂 

2021.10.27 池田俊一+ 細野恵理奈+ 渡邉菜見子

東京都の緊急事態宣言が解除されておよそ3 週間後、コロナ流行以降初の都市調査として赤坂に出向いた。赤坂から赤坂見附は風情漂う料亭や歌舞伎町のようなネオン街がある一方、赤坂サカスを中心とした再開発により観光名所としても有名である。伝統的な街にビジネス街と歓楽街が調和する街の夜の様子を調査した。

赤坂の府間写真

■赤坂の俯瞰夜景
 高層ビルが立ち並ぶちょうど真ん中あたりが赤坂の中心地である。高所から見下ろす赤坂の夜景は目立つビルのライトアップや広告塔が少ないため、一見するとずいぶんと大人しい印象を受けたが、よく見てみると建物の隙間からは商業の光が密集している様子が見える。ライトアップや演出的な光が少ないため、魅力的な夜景とはあまり言えないが、落ち着きがあり環境にやさしい夜景といえる。

赤坂Bizタワーを下から見た様子

■赤坂サカスエリア
 赤坂駅直結の複合施設「赤坂サカス」は、ビジネスマンやショッピングに訪れた人が行き交う場所であるが、未だコロナ禍ということもあってか調査をしに行った時は通行人が思いのほか少なかったのは残念であった。高さ179 メートルの赤坂Biz タワーの足元の施設周辺の夜間照明は全体的に3000K 程度の低い色温度で統一されていて、敷地床面はやや暗めの印象ではあるものの建物から漏れる光やディスプレイ型のインスタレーション作品の光が効果的に明るさ感をつくっている。広場は樹木を照らす照明やベンチ、階段に仕込まれた間接照明などランドスケープやスト
リートファニチャーに仕込まれた照明により構成されていて、見渡す限り眩しさを与えるような照明要素がほとんどないことが視覚的な心地良さを与える理由だろう。通りを挟んだ向かい側にはカラフルな色彩に輝く歓楽街がすぐそばに立ち並んでいて、洗練された光と混沌とした光の対比が面白い。     (池田俊一)

広場の照明器具はうまく隠されている
エスプラナード赤坂通りの秩序ある袖看板。気品を感じる

■商店街通り
 外堀通りと並行して南北に走る赤坂の3つのメイン通りが、エスプラナード赤坂通り、みすじ通り、一ツ木通りである。エスプラナード赤坂通りは街路灯、ファサード照明共に2700K 程度の温かい色温度が多く、料亭・赤坂浅田の外観照明は2500K。この通りには水商売の店舗が多いが、夜に輝く袖看板はビルごとに秩序が漂う。歌舞伎町にひしめく町を飲み込むほどの動的で無秩序な電光掲示板と比較すると、銀座並木通りにも似た気品を感じる。
 続いてみすじ通りを散策すると、目に飛び込んでくるのはカラオケ店やドン・キホーテ、居酒屋やホテル、アジア系飲食店の多種多様な電光看板。みすじ通りの街路灯はエスプラナードよりも高めの約3500K で、花街の歴史を感じる人力車の車力のかぶり笠がモチーフ。青いドット照明でビルのフレームが縁どられ、SF 系アトラクションと見まごうCollins 33ビルはバブル期の強烈なインパクトを残す。 
 最後に訪れたのは、2008 年に開業した赤坂サカスを眺める一ツ木通り。建築家・石井和紘氏設計で2002 年に誕生した、三度笠と呼ばれる3度傾いたオブジェのような街路灯が印象的。一ツ木通りは中小のオフィスビルやファスト系チェーン店が多いが、サカスを除くと外構照明も皆無に等しく鉛直面の柔らかい輝度に欠けるため、交通量と反比
例してどこか寂しく無機質な印象を受けた。
 赤阪の商店街一帯は、電線の埋設と電柱撤去が進み、景観が整理され、通りごとに異なる意匠性の高い街路灯が各通りの性格を印象づけていた。また、この辺りはホテルが異様に多いが、その殆どの窓が小さい。しかし、それらのホテルの外装の多くにファサード照明が備わり、窓を隠すように取り付けられたルーバー照明と相まって、プライバシー効果を高めつつ夜のストリートへの華やかな印象を与えていた。
(細野絵里奈)

赤坂の街路灯スケッチ。いずれも眩しさがなく、意匠性も高い。歴史豊かな赤坂の個性がちりばめられている
SF アトラクションさながらのCollins33ビル

■赤坂見附・外堀通り               
夜7 時を過ぎる頃、東急プラザ前にかかる歩道橋から外堀通りの観察を行った。まず感じたことは赤坂の人で賑わう小路と人通りが少ない大通りとのギャップの大きさである。赤坂見附付近は片側三車線の車道と6.5 メートルの歩道があって見通しは良いが、眼前には背の高いビルが重苦しい壁のように立ち並んでいる。東急プラザをはじめ建物のライトアップや大小さまざまな広告照明が点在しているが、通りの輪郭を構成するような照明要素はあまりなく建物たちが夜空に溶け込んでいる。そしてこの事が高所から俯瞰で見下ろした時に感じた街の暗さの理由だったのだろ
う。地上レベルの道路照明では高さ10 メートルのHID ランプのポール灯が使われていて車道用と歩道用に分けて灯具が設置されている。歩道用の灯具の上部には特別にデザインされた反射板がついていてアクセントになる。

歩道橋から見た外堀通り沿いの様子、コロナ禍の影響のせいか人通りはかなり少なかった

■調査を終えて
 今回赤坂から赤坂見附エリアに出向いたが、残念ながらコロナ禍ということもあり以前のようなアフターファイブを楽しむ人々の賑わいはあまり見られなかった。これもコロナ禍という重大な出来事の最中の照明探偵団活動として価値ある記録となることを少なからず期待したい。調査を経て、赤坂の街は高所の俯瞰視点では気づかないがマクロな視点で見てみると、現代的な照明デザインが施された赤坂サカスエリア、雑多でカオティックな看板が目を引く歓楽街の通り、整然として輪郭のない赤坂見附と外堀通りの夜景、それぞれ全く異なる要素が赤坂の街の中でグラデーションのように密度を変えながら個々に成立していることがわかった。歓楽街を構成する、みすじ通り、一ツ木通り、エスプラナード赤坂通りでは通りごとに街路灯のデザインが異なるなど面白い発見もあった。        (池田俊一)

第68 回少人数街歩き

 少人数街歩き中継 レビュー
 2021.Nov.  小口尚子+水野成美+石崎志保+坂口真一+辻幸子+鈴木ゆか+本間睦朗+秦天怡

緊急事態宣言明けを待ち、街歩きを決行。少人数ですが、多くのエリアで行うことができました。コロナ感染対策にも気を使い、反省会も開催。どのチームも少ない人数ならではのディープな反省会となったようです。

渋谷SKY からの景色

■渋谷
 渋谷班は、渋谷区“THE TOKYO TOILET”プロジェクトの第3 弾と渋谷SKY を調査。
 伊藤豊雄氏設計の代々木八幡公衆トイレは間接照明の光を天井にバウンドさせることで優しく暖かみのある光環境が内外に作られており、フォルムと相まってほっこり感のある空間となっていたので英雄となりました。
トイレプロジェクトは各々の個性が面白いですが、人々の入りやすさを考えると柔らかい光が施されていることが重要な気がしました。
 渋谷SKY は渋谷上空229m から東京の夜景を360 度一望できる施設。ガラスを排除し、施設自体も余計な光を極力抑えているので、ストレスがない環境で夜景を見ることができる点や、ハンモックエリアは空を見せる為に照明をとことんなくしているところが英雄でした。
 所々アイキャッチ的な光を配置することで明るさ感を確保しながら、照度差の緩急がかっこいい反面、安全性を考えると階段等は不安を感じました。余談ですが、スカイツリーは東京タワーとは対照的な強い光でまぶしく感じました。
 渋谷SKY は唯一無二の視点で東京の夜景を観察することができるので、まだ行ったことない方は是非訪れてほしいスポットです。                              (小口尚子)

渋谷SKY のフォトスポット
代々木八幡公衆トイレ
カラーライティングオペレーションが周辺雰囲気と不一致
商店会の入り口 街灯がまぶしい

■北青山
 昨年竣工した北青山再開発地域に新たにできた「ののあおやま」と、隣接した今後の再開発を待つ築59 年のビルとその周辺とのコントラストを体験した青山チーム。
 周辺の環境に馴染まないカラー照明制御システムの入った新築ビルと、ガラス張りの為、夜になると白い照明の下、雑然としたオフィス内が丸見えになってしまうオフィスビル、個店での照明が通りの雰囲気を演出しているのに反し、商店会の街灯がその雰囲気を損ねているなどの犯罪者を発見しました。
 「ののあおやま」の外構緑地部のほの暗い照明は、明るすぎず安全も担保され、樹林帯を美しく照らしていると英雄と認定されました。また、築59 年のビルの屋上から見る新宿の夜景は、足元の旧都営住宅の廃墟とのコントラストが効いていて、これも英雄に認定されました。
 廃墟となっている旧都営住宅には仮囲いがされ、「ここが青山か?」と思うようなうらぶれた路地感に、ある人からは犯罪者、ある人からは「この雰囲気嫌いじゃない・・・」といったコメントも日本からだけでなく、中国からもサロンに参加頂きました代々木八幡公衆トイレ寄せられ、照明は人の五感に刻まれていくものなので、人それぞれが持つ記憶や景色に由来して感じ方も様々なのだと感じました。   (水野成美)

社殿・提灯の壁

■浅草
 浅草・鷲神社の酉の市を調査しました。
酉の市は縁起ものがたくさんついた縁起熊手が名物で、新年の開運招福、商売繁盛を願うお祭りとして親しまれています。当日は小雨の中でも大変な賑わいようで、入場待ちの長い行列が出来ていました。
 鳥居をくぐると、熊手商が並ぶ参道があります。露店で使われている照明は様々で、光源むき出しのLED や高色温度の電球、投光器が多用され、至るところでグレアが発生していました。
 一方で、陣笠でランプを覆って歩行者への眩しさを抑える配慮(?)があったり、低色温度の電球を数個だけ品よく用いた、優しい明るさの店もありました。
 参道を抜けた先にある社殿は提灯が壁のように立ち並ぶ“映えスポット”になっており、迫力があってメンバーからも高評価。しかし付近の投光器が提灯を外側から照射する形になっていたため、内側からぼんやりと光る提灯の美し
さをかき消してしまっていたようにも思えます。提灯本来の光り方を守るような配慮をすれば更に幻想的な空間になったのかなと感じました。
 全体的に「眩しい・統一感がない」としつつも「明るく賑やかなお祭りになっていて良かった」という意見が多く、期間限定のお祭りでは、心地よさよりも楽しい雰囲気を作ることが評価のポイントなのだと実感しました。                                          (石崎志保)

眩しさを感じる熊手商
優しい明るさの熊手商

■竹芝周辺
 7 月の街歩きでも竹芝を歩いたのですが、雨が降りあまりきちんと街歩き出来なかったので、リベンジということで再度竹芝を訪れました。
 このエリアは新しい施設が多く、照明は雰囲気が良いものが多かったように思います。ウォーターズ竹芝はランドスケープや庇の照明にカラーライティングを使用し、遊び心ある演出がなされていました。
 ポートシティー竹芝は、デッキの足元照明が落ち着きのある雰囲気づくりに寄与していました。また飲食街は活気があり、なんだか頃名前を彷彿とさせ、懐かしく感じました。
 犯罪者として目についたのは、ポートシティ竹芝の内照式の案内板。輝度が高くてまぶしく感じました。また1 階のローソンはなかなかの明るさで、色温度も高く、施設内で浮いた感じがしました。
 せっかく新しく開放的な施設が多く出来ているので、もっと人が戻り活気が出てほしいと思いました。                                       (坂口真一)

ウォーターズ竹芝。せっかく外もくつろげる空間になって いるが、人が少なく寂しい印象に
約1.2km 丸の内仲通に上品に輝くシャンパンゴールドの 120 万級のLED

■東京駅周辺
 クリスマスイルミネーションが始まっている東京駅・丸の内エリアは、洗練された大人の街のイメージ通りの街で、照明も好印象でした。
 上品なシャンパンゴールドのLED に覆われた街路は歩いているだけで、高揚感が高まります。丸の内仲通りのイルミネーションは今や冬の風物詩となっており、多くの人たちでにぎわいます。訪問者は寒い中でも、このきらびやかな雰囲気を楽しんでおり、いまや都内で屈指の冬のイルミネーションスポットとなっています。
 英雄が多い東京駅周辺ですが、木のアップライトがまぶしかったり、東京駅北口には煌々と光を飛ばしている常設の投光器があったりと、改善できる箇所もありました。
 東京駅・丸の内エリアは、新旧が織り交ざり、見どころ満載の夜景になっています。とくに丸の内は夜の景観も街づくりの一部として考えられています。とくにこの時期はイルミネーションが美しく、夜を楽しめるエリアになっており、何度でも訪れたい街になっていました。          (辻幸子)

■名古屋 久屋大通り
 名古屋班は1 年ほど前にオープンした久屋大通パークの街歩きを行いました。久屋大通公園内のテレビ塔エリアと北エリア地区で、公園と商業施設が一体になっている場所です。公園内には4つのゾーンがあります。(1) 大型芝生公園を接する学びの森ゾーン(2) 小径のそぞろ歩きを楽しむアーバンリゾートゾーン(3) 日常をより豊かにするコミュニケーションゾーン(4) 名古屋の魅力を発信する新たなシンボルゾーン。各区画に入ると空間の広さや明るさに違いを感じられ、わくわくする散歩コースでした。
 団員のお気に入りは(1)森ゾーンから見るテレビ塔。広さと明るさのバランスが良く、空を見上げると明るい星が見えるくらいの明るさになっていました。
 もうひとつのお気に入りは(2)小径のゾーンのレストランの間から見るテレビ塔。このゾーンは丘のような高さとレストランからの明かりがこぼれて良い雰囲気でした。
公園内では犯罪者も見つかりました。赤のLEDでライトアップした木は異様なお化けのよう。栄の中心部から見るテレビ塔は、モニター3台が視野に入り残念でした。
 栄も名古屋駅同様目が離せないエリアです。次回の街歩きも楽しみです。        (鈴木ゆか)

栄から見るテレビ塔は、モニター3 台が目に入り残念
赤くライトアップされた木が異様でおばけのよう

やっちゃってます 大階段

■京都駅
 今回、京都チームは、京都駅と、その周辺の街並みを調査しました。 
 伝統文化が色濃く残っている京都の玄関口である京都駅は、陰影礼賛をコンセプトとしたシックな佇まいで、観光客にも地元の方々にも親しまれています。存在そのものが英雄といえるのですが、そんな京都駅周辺を探ってみると、犯罪者も見つかりました。
 京都駅は1997 年の竣工とのことなのですが、当時、LED 照明は、まだまだSF 小説的な噂のツールでした。それが、今回の調査ではほとんどの光源がLED に置換わっていたのですが、このLED への置換が犯罪者を育んでしまったようなのです。消費エネルギーの面などLED 化にはメリットも多かったと思いますが、残念なことに、至る所で間引き点灯がなされていました。特に構造体を照らし上げる照明を間引いてしまうと、表情がまるで変ってしまいがちです。
 また、大階段はメルヘンチックなディスプレイが施されていました。サンタクロースが登場するコンテンツを楽しむカップルもいるでしょうけど、年中、陰影礼賛とは別のコンテンツで空間が彩られてしまうと、京都の玄関口としての存在感も薄れてしまうように感じます。
 そしてまったく京都らしくない、無駄に明るい地下街も犯罪者として認定されてしまいました。地下鉄から地下街を通過して京都駅に至る歩行時間から考えて、地下街と京都駅の激しい照度差に人間の感覚がついていけないことが、京都駅を「暗い」とする方がいらっしゃる理由なのではないかと分析する団員の意見もありました。                 (本間睦朗)

■蘇州、中国
蘇州夜曲
「水の蘇州の花散る春をお惜しむか柳が啜り泣
       花を浮かべて 流れる水の 明日のゆくえは 知らねども 」       ~ 蘇州夜曲~

犯罪者1:赤い看板
犯罪者2:RED& GREEN

 文献の記録によると、蘇州の歴史は4000 年もあります。その歴史の中でも特筆すべきことは、約2500 年前 の春秋時代に、「呉」の国の都として「蘇州城」 が建造されたことにあります。今回の街歩きでは、 蘇州の特徴である「水陸が平行し、街と川が隣り合う」 ことを代表する 場所「平江路」というエリアの夜を調査してきました。
 街を歩いて一番の犯罪者だと感じたのは、派手な看板です。中国における看板は、目立つことだけに重きをおいています。例えば、形も色も突飛で派手な看板が、歴史的建造物に平気で設置されています。 一見して特徴的にみえるのですが、 煉瓦壁にこのような看板を設置すると修復不可能な破壊行為となってしまいます。特に歴史的価値がある建物に看板をつけてしまうのは、残念に思えてしまいます。

 他に目についたのは、木へのカラーライティングです。中国では夜に緑色でアップライトされている植物はとても多いので見慣れた感じさえしてしまうのですが、赤と緑の組み合わせはさすがにクリスマスだとしても許せません。

英雄1:グリッタリング

 一方、英雄は川辺に取り付けられたライン照明が川面に映ってきらきら反射してキラキラ輝いている様子です。ここの照明器具は 直接川面を照らしているのではなく、上に向かって照射された光がリバウンドして川を照らし出します。間接照明の柔らかい光が優しく穏やかな情景を作り出しています。キラキラしている川面 、 揺れている船、これはまさに蘇州の特徴的な風景だと思います。こんな夜の景色を作り出せているのはまさに照明の力なのではないでしょうか。

英雄2:街灯


 また街灯のあかりも英雄だと思いました。街灯の光源はプラスチックのカバーで覆われており、そこから出る光は優しく見え、 心も落ち着きます。高反射率の石畳との相性も抜群。この組み合わせが作る雨の情景は、とても雰囲気がよく素敵でした。
 過去も未来も、いつでも蘇州は水と関係の深い場所です。 これからますます照明で蘇州の夜が素敵になることを期待しています。 そして、コロナが 明けたら、 探偵団の皆さんと 蘇州で街歩きができたら素敵です!                 ( 秦天怡)


 人数が少なかったことで、全員の意見を聞きながら歩くことができ、どのチームもぎゅっと中身の濃い街歩きになりました。また街歩き後の反省会も行えたことで、見たことをすぐ振り返ることもでき、久しぶりの照明談議に花が咲いたようです。
 また中国では一人で街歩きをしてくれた団員もいて、街歩きがこのコロナ禍で進化したようにも思います。
 しばらくこの形での街歩きが続きますが、東京に限らずいろいろなエリアでの開催が可能になってきています。今回の名古屋チームは、「名古屋で街歩きしたいのだけど」と問い合わせをいただき、愛知県在住の団員に声をかけたところ、5 名の方が集まり実施することが出来ました。  
 数人集まれば開催できますので、是非今まで東京の街歩きに参加したことない方でもお気軽に参加ください。日本全国あちこちで街歩きを行い、探偵団員の増殖を目指しましょう!         (東悟子)

第67 回サロン@ ZOOM

少人数街歩きレビュー
2021.12.02  東悟子

今回のサロンは11 月に開催した少人数街歩きのレビューをオンラインで開催。参加者22 名。予定の時間を30 分オーバーしての、内容たっぷりの会となりました。

オンライン開催のサロン 京都、名古屋、東京各所、中国蘇州とつなぎました

 オンラインでのサロンも今回で7 回目。どこからでも気軽に参加できるようになったという反面、やはり集まってディスカッションする一体感はオンラインでは味わえない気もします。とはいえ、コロナ前は考えたことがなかった、同時多発的に街歩きを行い、オンラインレビューをすることには大いにメリットもあると感じています。
 今回レビューした街歩きエリアも、東京5 か所、京都、名古屋、中国蘇州と合計8 か所。今までの「一つのエリアを3~4つに分けて行う街歩き」とは違い、全く違うエリアを調査して報告するので、エリアの背景も含め説明すべき情報量も今までとは雲泥の差。90 分のサロンを想定していたのですが、全く時間が足りず、結局30 分オーバーしてしまいました。

京都班の発表では照度と色温度をプロットして解説


 サロンでの報告内容は前ページの街歩きレポートの通りとなりますが、サロンの為に各班がまとめた資料が毎回とても充実しており、これをサロンだけで発表するのはもったいないと感じております。これを来年からは探偵団のウェブなどで公開できるよう、進めていきたいです。
 またオンラインサロンもZOOM だけでなく、もっと相互のコミュニケーションがとりやすいものを探し、色々なオンラインツールを試してみたいと考えております。
 どうやらコロナはまだしばらく私たちの行動を制限してしまう気配です。探偵団がいままで蓄積してきた調査報告や写真、サロンの報告資料など膨大な情報を活用していく方法を、活動が制限されている間に、検討し何らかの形で広く公開していければと思います。
 団員の皆様からもアイディアを募集しておりまので、こんな活動をしたい、こんなところを調査してほしいなど、様々なご意見事務局にお送りください。
 その他、光にまつわる写真も随時お待ちしております。いただいた写真は毎週探偵団のSNSで配信しておりますので、ウェブと合わせてこちらもチェックください。
 来年は集まっての街歩きやナイトウォチングツアーなどの企画も実現できることを祈っております。
 来年も照明探偵団の活動にご期待ください!                     (東悟子)

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