100万人のキャンドルナイト

『キャンドルナイト@キャットストリート』 開催! 2004 冬至

2004年12月21日 冬至

キャンドル・パフォーマンスを楽しむ

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キャンドルのビアジョッキで乾杯

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一円玉を使ったキャンドル・パフォーマンス

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キャンドル・デザイン展でクリエーターの作品に火を灯す

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面出薫の「浸蝕するパラフィンの湖」

“2時間でんきを消してスローな夜を”をテーマに、旧渋谷川遊歩道(通称・キャットストリート) 沿道で私たちがキャンドルナイトをはじめて今回が3回目。夏至と冬至という1年で一番日が長い/ 短い1日に地球の時間の流れを感じる・・・というのもこのイベントのひとつの目的です。できる ことなら背景に完璧な闇をつくるために沿道に建ち並ぶまぶしい街路灯を消す、というところまで 徹底したいのですが、区道の公共照明ということでやはり消灯はNG。周辺の店舗に協力頂いて、できる限り消灯してもらうことに留まりました。

学生を中心とした11のキャンドル・パフォーマンス もただローソクを灯す、というだけでなくパフォーマンス自体を楽しんだり、メッセージを込めたり、 といったチームが増えました。キャンドルのビアジョッキで乾杯する、一円玉をつないだチェーン のインスタレーションで電気代を表現する、などなど。

クリエーターによるキャンドル・デザイン展

今回はじめての試みとして行われたのが「クリエーターによるキャンドル・デザイン展」。 これは10名のクリエーターの方々にこの日のためにデザインして頂いたキャンドルを展示したもの。深澤直人氏、佐藤卓氏など錚々たるメンバーが多忙な中この展示会に参加してくれました。

プロのクリエーターとは言え、キャンドルのデザインは初めて、という人ばかり。ただ形ができればいいのでは無く、きちんと燃えなくてはいけない、というのがローソクの難しいところです。そこはローソクメーカーであるカメヤマローソクのご協力もあって、短期間の中で進めた計画だったにも関わらず、完成度の高い作品に仕 上がりました。中には鈴木康広氏のように自分でパラフィンを溶かしていくつもの試作品をつくり、試行錯誤 を重ねた、という方も。面出団長は「浸蝕するパラフィンの湖」と題して時間の経過と共にローソクが溶けていく様を表現しました。点灯する瞬間は誰もがそれまでの苦労も吹き飛ぶ嬉しそうな顔になっていました。

(田沼彩子)

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