照明探偵団通信

照明探偵団通信Vol.107

Update:

発行日:2021年10月26日
・照明探偵団倶楽部活動1/第67回街歩き実況中継企画『Hot Spot Now』(2021.0.709)
・照明探偵団倶楽部活動2/第66回サロン 街歩き実況中継 (2021.07.28)
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第67 回街歩き少人数街歩き 実況中継企画『Hot Spot Now』

2021.07.09 古川智也+ 坂口真一+ 小口尚子+ 川田ひかる+ 本間睦朗+魚森理恵
Yao Yuan+LIU Xinyu+GUO JIANGHAO+ 東悟子

 コロナ感染者数は増え続けて、人に会ったり外出したりが制限され、探偵団の活動も自由にできない中、少しでも多くの方に街歩きを味わっていただきたく、街歩きライブ配信を行いました。
 街歩き参加人数を各班3 名程度に絞り、東京からは今注目を集めているスポットから中継。それとは逆に京都は古くからの観光スポットの伏見稲荷から、また今回は中国3 都市からも中継してもらい、盛りだくさんのコンテンツとなりました。

はるのおがわコミュニティパークトイ
西原一丁目公園トイレ

■公園トイレ街歩き in 渋谷
 公園トイレが持つ4K(汚い、暗い、臭い、怖い)のイメージをデザインの力で一新する日本財団が渋谷区で展開中の“THE TOKYO TOILET”プロジェクトを調査しました。
 代々木深町小公園トイレと、はるのおがわコミュニティパークトイレは、外壁を透明にするという従来の考え方では非現実的なものが、透明ガラスと調光フィルムという最新技術によって実現。利用前に、トイレ内が清潔かどうか、また中に人が隠れていないかを確認でき、中に入って施錠すると、外壁が瞬時に不透明に変化。各ブースの壁際に設けられたライン照明がブースの隅々を照らし、ガラス壁を透過した光はトイレ全体を行燈のように見せていました。
 しかし中にいる人のシルエットが少し透けてしまっており、女性陣からは安全性に欠けるので使わない、使いたいとは思わないという厳しい意見がありました。透明トイレのアイデアは革新的で、更なる技術開発が楽しみです。
 西原一丁目公園トイレでは、曇りガラスに樹木のシルエットをプリント。各ブースの壁際のライン照明で樹木が浮かびあがり、トイレ全体が発光しています。障子のような照明で日本らしく行燈のようだ、ドアのサインに演出照明があると何の建物かが分かりやすいなどの評価。
 鍋島松濤公園トイレは、各ブースを吉野杉で覆って森に溶け込ませ、温かい光でライトアップ。
木のぬくもりが心地よく、一部のグレアは残念でしたが、安心感を与えていました。
快適で魅力的な公園トイレが、認知されて増えることを期待したいです。      (古川智也)

           ウォーターズ竹芝 ブルーの色使い

■竹芝エリア
 2020 年開業のウォーターズ竹芝を中心に4名で竹芝を調査をしました。
 ウォーターズ竹芝中心部の庭園にはムーンライトで芝生部分を照射しており、月夜の明かりをイメージしていましたが、寝っ転がって上を見ると少しまぶしいかもしれないなと感じました。
 建物のファサードは、天井部分が木漏れ日をイメージした明かりで照らされており、印象的な外

観になっています。
 また屋外の街路灯の一部は時間で照明の色が変化するようになっとており、時間の変化を色で楽しむことができ、いいなと思いました。
 雨とコロナの影響で全く人影がなく、とてもさみしいという印象しか残っておらず、街歩きも短時間で終わってしまいました。賑わいがでたらもう一度訪れてみると、全然印象が違うものになるだろうと感じました。(坂口真一)

虎ノ門ビジネスタワー 1F エントランス空間
虎ノ門横丁の通路

■虎ノ門
 虎ノ門ビジネスタワーは2020 年6 月に開業。
地下1 階~地上3 階には、飲食から物販・サービスまで計58 店舗の商業空間、4 階から36 階まではオフィスフロアとなっています。
 1F のエントランスは滝と奥のモニュメントに光の焦点が作られていました。高色温度で爽やかな印象を与えており、オフィスへの玄関口として

ふさわしい空間となっていて英雄となりました。
 エスカレーターの吹抜空間は、各階壁面にはルーバー越しに間接照明が柔らかなグラデーションをつくり、光源も見えない工夫がされていました。また天井の木組みの照明も角度により形も光と陰影も異なる美しさがあり、こちらも英雄。
 3 階にある「虎ノ門横丁」は26 店舗の飲食店が入っており、「道」をキーワードにつくられた空間ということで、道に沿って全体的にライン照明が施されていました。ライン照明の統一感と店ごとのオリジナリティのバランスが良いという半面、色温度が少し高いのでお店の雰囲気を壊すという意見もあり英雄と犯罪者で分かれました。
 横丁横のエスカレーターの大壁面に対してすずなりに照明器具がついていたり、地下の天井照明ももう少し整理できたのではないか、といった箇所も所々見られましたが、全体的には電球色ながらも爽やかな光環境がつくられていました。飲食の制限が解除され人の賑わいが戻ったら印象もまた変わるので、再度訪れたいです。  (小口尚子)

遊び心あふれるGREEN SPRINGS  X 型の街路の交差点

■立川
 立川班は新しくできた商業施設「GREENSPRINGS」を主に街歩きを行いました。「都心と自然が交差する未来型の文化都市空間」をコンセプトにしているこの施設は、2F 中央部に緑と水があふれる広場が設けられています。あいにく当日は工事中でしたが、飛行場の滑走路をモチーフにしたカスケードは迫力がありました。
 X 型の街路には青い光のボラード照明が並べられた道と電球色のボラード照明が並べられた道が交差しており、交差点では赤、青、緑の光が混じりあい、象徴的な空間となっています。
 緑あふれる小道の所々にオランダのデザイン集団WERC の「TANE」という作品がランダムに点灯しており、歩道にリズムが生まれていました。
中央のランドスケープ部分は色を多用していたり、大小さまざまな照明が使用されていて面白い空間となっていましたが、樹木のアッパーライトが、生い茂る低木で覆われ、樹木の足元だけが光ってしまい悪目立ちしているような印象でした。
 「GREEN SPRINGS」を出るとモノレールの高架下に出ます。そこの街路灯が「GREENSPRINGS」と対照的な白い光で、まるで照明によって新しいエリアと古いエリアの境界線が引かれているように感じました。
 その後、駅の方に向かう道中にも、白くまぶしい街路灯が多い印象でした。コロナ禍でお店が閉まっていることもあり、余計に目立ってしまっているのかもしれません。立川はまだまだ都市開発が進む街なので、今回のような新しい建築ができたことをきっかっけに、街全体の光環境も見直されて行ってほしいと思いました。  (川田ひかる)

奥社以降の鳥居の列 白色LED による月明りを思わせる情景

■京都
 もはやこの世の視覚的な評価基準は「映え(ばえ)」に支配されてしまった感があります。薄っぺらいにもかかわらず、その荒波は京都の歴史ある寺社をも飲み込みつつあります。このような状況ですので、もしや京都のいちばん人気の観光地で
ある伏見稲荷大社も、「映え」の荒波に飲み込まれて、カラフルでハデハデになってしまっているのではないか・・・そんな心配を抱きつつ調査に出かけました。
 しかし、伏見稲荷では、そんな心配は不要でした。
私たちは、手水舎から奥社を経て中腹の熊鷹社まで調査したのですが、そもそも奥社とは本社殿の、さらに奥にある社殿だそうで、いわば神様に願いを叶えていただくための、奥の手的な、秘密のお社のような場所。つまり、ここまでがお参りする
人々のためのエリア、となるのだと思います。
 では、奥社から先はどういうエリアなのか…なのですが、このエリアに人々が立入ることをお許し下さってはいるものの、根本的には神様のエリアとなるのではないでしょうか。
 そして、伏見稲荷は、みごとにこのエリア分けに忠実な光環境がデザインされていたのです!奥社までの人々がお参りするためのエリアは白熱電球の吊燈籠による繊細で優しい光で、そして奥社以降の神様のエリアは、鳥居の隙間から漏れた白色光が月明りを思わせる、厳格な自然が表現されたような光で、照明されていました。こんな深い照明計画は、まさに神様が人間を遣わせてデザインしたものだと思えてなりません。もちろん英雄です。          (本間睦朗+魚森理恵)

北京 更新場の広場 周辺より比較的に暗い環境

■中国、北京
 今回調査したエリアは、西単更新場と呼ばれ、元々は西単文化広場という場所です。西単は北京の中心地にあり、北京の一番古いショピンーグセンターの一つで、周辺にはいろいろなショピングモールやオフィスビルがあり、ファサード照明やコマーシャル照明が多く、とても明るい場所です。
しかし、数年前に再開発されたこの広場は新しいランドスケープのおかげで、周辺環境よりずっと暗くなっています。改修後の照明は、改修前の装飾的で均一な『見るための照明デザイン』だったのに比べ、機能的にも、感覚的にも、ユーザーの気持ちを配慮した照明デザ インになっているような気がします。
 このエリアのインテリアとランドスケープの照明はLPA がデザインしています。そのためか、照明の英雄を多く発見できましたが、周辺やインテリアからの漏れ光、施工不良などの影響で、犯罪者も存在しました。
 まず、入り口から牌楼が照らされて輪郭が浮き上がり、後方の明るいファサード照明とコントラストができとても印象的です。入り口は通路に近い樹木だけ照らされているので、暗い広場に入っても素早く目が順応できます。広場に隣接する建物の金属のファサードは周囲の光を反射しており、とても面白い印象を与えます。ランドスケープに
は、柔らかい光を出す灯籠のような照明器具を使い、視覚的に快適です。また、暗いところもきちんと照らし、歩行者に安心感を与えています。
 一方、施工が悪く、壁の光にムラがあったり、露出したテープライトがあちこちで見られたりする箇所も。また、インテリアの照明が明る過ぎて、暗い環境では余計グレアを感じさせています。光を反射するファサードは犯罪者の「共犯者」になっているように思いました。
 初めて照明をデザインした時、数値とシミュレーションばかりを考え、現場での感じ方を無視していました。照明デザイナーとして、探偵団活動は仕事以外の生活から光についての知識を学べる場だと思いました。今回調査した広場は、中国では特別な夜景と言えます。単純に明るさだけでなく、視覚的な快適さを追求しています。次回は、日本
で街歩きに参加し、中国と違う夜景を比較してみたいと思います。         (Yao Yuan)

お祭りでお祝いムード撫近門と懐遠門

■中国、瀋陽
 私の故郷、瀋陽は長い歴史を持つ都市で、かつての名前は盛京、奉天でした。この瀋陽の歴史を伝えるため、街歩きのルートを瀋陽路にしました。
瀋陽路とは中央に瀋陽故宮がある撫近門(ぶきんもん)から懐遠門(かいえんもん)までの直線の道です。撫近門と懐遠門はほぼ同じ照明でデザインされているので、代表して撫近門について説明します。
 撫近門は清朝時代の瀋陽市の九つの城門の一つです。左の写真が示す通り、撫近門の照明の色は黄と赤ですが、この色には重要な意味があります。
まず、黄は清朝の伝統色であり正統なステータスを意味しており、防御の拠点である城壁は、厳粛さと不可侵性を意味する黄色の光で照射されているのです。また、中国では古来、赤は「幸福」や「熱情」を意味するお祝いの色で、かつて大きな政治的な儀式が行われたこともあった城楼では、祝賀的雰囲気を表現するために赤い「灯籠」(タンロン)で装飾されています。そして城楼の繊細な彫刻は繊細かつ優雅に暖色で照らされ、左右対称な反り返った軒先と赤い「灯籠」が、城門の厳粛性や重厚性を強調しています。
 しかし瀋陽故宮の正門では緑のLED により照射されている部分があり、犯罪者に指定したくなります。せっかくの、撫近門から瀋陽故宮まで至る道程の黄や赤の光によって感じられた厳粛さや幸福感が、この唐突で不気味な緑色の照明によって、台無しになってしまったように思えました。
 光を通して古代盛京をみると、堂々とした城壁、美しく精緻な城楼、赤い「灯籠」が、お互いに引き立て合い、瀋陽の夜が輝いているように感じました。              (LIU Xinyu)

蓮の上で浮かんでいる断橋「英雄」
ブルーやピンクに変化するカラフルな光「犯罪者」

■中国、杭州

「慈悲深い人は山を楽しみ、賢明な人は水を楽しむ。
賢人は動き、仁者はじっとしている。賢人は幸せになり、仁者は長生きする。」子:出展“仁者楽山,智者楽水。智者動, 仁者静。智者楽, 仁者寿。”
◆西湖断橋
 景観(山水)と文学が結びついて不朽の詩を作ったように、今度は景観(山水)と照明デザインが結びついた絵のように美しい夜景を楽しみながら西湖沿いから龍翔橋までの街歩きをしました。
蓮の上で浮かんでいる断橋「英雄」 の周りの闇は、断橋を強調しながら、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。断橋を照らしている間接照明は、水面に映る影が朦朧な感じを与え、色を使っていないため、遠い場所からでも石のテクスチャが見えます。光を筆に、影を墨に、夜 をキャンバスに、空と水は空欄のままにした絵のようです。山水画とは山と水だけでなく、意匠として橋を山に、蓮を水に見立て、光は消してはいけないポイントで
あり、この日の夜景は典型的な墨絵のようでした。
◆白堤
 白堤は照明デザインにより、二つの区域に分かれているように思います。黄色のスポットライトで照らされた動的区域と紫色で照らされた休憩スペースです。両者の光の対比がちょうどよく、ゆったりした雰囲気を醸し出していました。木の高さ毎に照明器具の角度をうまく調整しているようにも思いました。明るいところと暗いところ、白から黒の濃淡の調節によって雰囲気を作っており、照明デザインに優れている人は墨絵もきっとうま
く描けるのではないかと思いました。
◆龍翔橋 
 龍翔橋の照明デザイン自体は英雄といえますが、お祭りでお祝いムード撫近門と懐遠門前衛的なデザインだとも感じました。ただ「山水と詩意」をコンセプトとした西湖の照明デザインからすると犯罪者とも言えます。目立つためだけに派手な照明を施していますが、華やかさの裏の文脈がない気がしました。生活エリアと商業エリアの接着剤として機能すべき照明の責任が果たせていないように思いました。
 街歩きは初めてでしたが、多くの光から感動を受けました。今までは照明デザインは自分の生活から遠いものだと思っていましたが、慣れ親しんだ街でも興味深い光のデザインがあることに驚きました。今回をきっかけに、色々な街を歩いて光の英雄を発見したいと思います。中国にいてもオンラインで日本の方と交流できたことも幸いでし
た。とても楽しい街歩きとなりました!!!             (GUO JIANGHAO)

初めての街歩き生配信で、途中音声が途切れたり、手振れがひどくて、酔いそうになったり、中継先の人は、他の人の配信をよく見られないなど、検討すべきことが多く見つかりましたが、色々な場所からリアルタイムで配信することが、想像していたより“繋がっている感”があり、楽しかったように思います。

簡単に遠距離から配信できるのがわかったので、インドやシンガポール、香港など、同じ時間帯にに暗くなるところから、今日出た課題をクリアにして、手軽に中継していけたらと思います。
 コロナとはまだしばらくお付き合いしなくてはいけないような状況ですので、オンラインでも充実した活動が展開できるよう、皆様のアイディアやご提案もお待ちしております。中継を担当してくださった団員の皆様ありがとうございました。                  (東悟子)

第66 回サロン@ ZOOM / 少人数街歩き中継 レビュー

2021.07.28  東悟子

7 月9 日に開催された街歩き中継のレビューを行いました。街歩き中継では、通常行っている関東の街歩きに参加できない遠方のメンバーや海外メンバーにも強力いただき、東京だけでなく京都や中国、合計8 か所から街歩き中継を行っていただきました。今回のサロンでは、中継を担当してくれた団員が、悪天候での中継の上、ネット環境も悪い中、他の中継をゆっくり見ることができなかったので、改めて他のチームの街歩きを見ていただきました。
 著名なデザイナーを起用した渋谷区のトイレプロジェクトを調査した渋谷チームからは、従来の公共トイレが持つ4K 問題(臭い、汚い、暗い、怖い)を解決しようと、最新鋭のテクノロジーを使用したり、逆に周辺の環境と調和するように自然を取り込んだデザインがされていたり、様々な形で新しいトイレの在り方を模索しているのがと
ても興味深かったという感想が聞かれました。
 ウォーターズ竹芝を中心に回った班からは、竹芝の急速な開発で数年前とは全く違う様子になっていることに驚く声が聞かれました。夜も開放的な空間を楽しむため、カラーライティングや大階段の照明、芝生広場を照らすムーンライトもあり、沢山の照明の要素があちこちに配置されていたが、コロナ禍で人がおらず寂しい施設になってしまっ
ており、にぎやかな日常が戻ったら、再度行ってみたい、という感想が聞かれました。
 2020 年に開業した虎ノ門ビジネスタワーを調査したチームからは多くの絶賛の声が。フォーカルポイントが明確で、照明のメリハリが効いているエントランスや光源が見えないよう工夫された吹き抜け、統一感と賑わいをうまく創出している飲食店フロアの虎ノ門横丁が紹介されていました。


 立川のGREEN SPRINGS を調査した班からは、ファサード、ランドスケープ、店舗内の照明まで、ほとんどが電球色で統一されており、いい雰囲気づくりに照明が貢献していることが発表されました。しかし周辺の街路灯などは白色のものが多く、新しいエリアとの境界が光の色によって分断されすぎているように思ったとの意見も。コロナ禍で
店舗の閉店が早く、本来は賑やかな立川の夜が見られなかったのは残念だったとのこと。今後ますます変化していくであろう立川への期待も聞かれました。
 
 京都伏見稲荷チームは、神社という人の生活から少し離れた環境の中、暗がりから漏れてくる白い光に神秘性を感じたり、吊り灯籠だけが照らす千本鳥居の美しさに息をのんだり、人外が潜んでいる神域が作り出す空気感があるのだと報告してくれました。また街歩きの日から10 日後に開催された本宮祭でハレの日のあかりも見てこられたそうで、さらに幻想的な夜を体験されたそうです。
 中国瀋陽から中継してくれた劉さんからは、中国では最高の権力を表す黄色と幸福・吉祥を表す日本からだけでなく、中国からもサロンに参加頂きました中国杭州、西湖から英雄の報告赤を照明にも多様していることが伝えられました。


 また広場のあちこちで多くの人が大音量でダンスをしている状況の説明もあり、それぞれの団体がよそには負けないよう、音も照明もどんどんエスカレートしていくという問題点も上げられていました。
 北京の西単更新場から中継をしてくれたYao さんからは、周りの派手で明るいファサードのビルとは対照的に、暗いけれど歩いたり、広場でのんびり時間を過ごす分には快適な照明環境になっていることが報告されました。施工の悪さできれいなライン照明になっていなかったり、壁の素材によっては反射がまぶしくなっている箇所が指摘されましたが、概ね心地よい空間ができているようでした。 

杭州の西湖から中継してくれたGyao さんは、文学(詩)の世界が繰り広げられているかのような美しい夜景の中にも、周りにそぐわない派手なカラーライティングや雰囲気を壊す過剰な照明を犯罪者だと指摘していました。
 中継を振り返り、探偵団活動の新しい可能性が見えた半面、やはり集まって同じものを実際に見て、意見を交換するということも大切であることを改めて実感しました。とはいえ、まだ先が見えない中、いろいろな場所を中継でつなぎ、現状を見ていくのはなかなか楽しく、意義があるのではないかと思いました。
 エリア数や配信方法等、もう少し実験しながら、よりよい配信ができるようにしていきたいです。
何かいいアイディアや配信方法があれば、事務局までご提案ください。皆様のご意見をお待ちしております。              (東悟子)

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