2003年10月17日
新幹線駅も開業し、コマーシャルで耳につく「ビーアンビシャス~」の音楽が流れる品川駅を抜けて、再開発の進む品川エリアを歩きました。
駅前に林のようにそびえ立つ高層ビル群は、 5棟のオフィスビルと2棟の住宅棟から成ります。その中央には幅45m、長さ400mのオープンスペースで、木々やベンチが配されたくつろぎの空間“セントラルガーデン”が広がります。駅から続くペデストリアンデッキ“スカイウェイ”はこのガーデンをぐるりと取り囲んでおり、デッキレベルから、グランドレベルから、と様々な場所からガーデンを望め、視線が行き交うのがこの空間の特徴でしょう。
セントラルガーデン上を横切る 2つのブリッジは、足元のインジケータライトと天井のリニアな蛍光灯の照明により構成されていました。手摺部分がシースルーな素材のため、ガーデンに対してオープンで気持ちの良いビューを提供していました。ブリッジ上の照明に限らず、グランドレベルでも蛍光灯を使ったライン状の照明が多く見られます。地中埋込みのインジケータライトは少しまぶしく、また一定のレイアウトなので少しカタイ印象を受けました。なんだかU字溝のようなベンチの下にも 1本づつ蛍光灯器具が取付けられています。他には木のライトアップなどがあり、全体的に背丈の低い照明器具を用いたヒューマンスケールな照明でした。
セントラルガーデンの奥、住宅棟側にナチュラルローソンがあります。通常のコンビニエンスストアとの差別化を計るためでしょう、蛍光灯は全て電球色です。手元で約 1500ルクス。確かにランプ色を変えるだけでもだいぶ印象は異なると思いますが、明るさや雰囲気づくりなどもう一工夫できればナチュラル度はもっと増すはずです。
今回は、武蔵野美術大学の学生も参加し大人数での街歩きとなりました。懇親会では冷えたカラダをお酒であたため、食事と会話をにぎやかに楽しむことができました。