2014.07.30 東悟子 + 黄 思濛
夏休み真っ只中のの 7 月 30 日。照明探偵団 Jr. を結成し、夜の表参道界隈を街歩きしました。こどもワークショップ初の街歩き企画。
16 名の小学生と中学生が参加
エリア、チーム分け、調査方法
夏休みこどもワークショップを 7 月 30 日に開催しました。
今回のテーマは照明探偵団 Jr. 街歩き〝光の英雄と犯罪者をさがそう″。
照明探偵団の主要な活動である街歩きを子供たちとも挑戦してみようという事で計画しました。参加者は小学 3 年生から中学 1 年生までと、比較的年齢が高いこども達が対象となりました。
LPA から原宿までを 4 つのエリアに分け調査を実施しました。
エリアは① LPA から表参道までのキャットストリート、② 表参道沿い、③ キャットストリート原宿側、④ 竹下通り、の4つです。
1チーム 4 名の 4 チームの構成で、各チームにインストラクターとなる探偵団員がついて回りました。チームに 1 人は担当エリアのマップをもち、英雄には赤、犯罪者には青のシールをはり、その場所の写真を撮影したり、コメントをマップに書き入れました。1 時間ほど街歩きを行った後オフィスに戻り、お弁当を食べながら、報告会につかう写真を選択していきました。英雄と犯罪者のシールを貼ったマップとその場所の写真を模造紙にはり、コメントなどを書き込み、発表用のポスターを完成させました。正味3時間のとてもスピーディーで密度の濃いワークショップでした。
面出団長の説明をうけるこども達
歩道橋の上から表参道を観察
道端で立ち止まり、 照度を測定。初めて見る照度計に興味津々です。
竹下通りの明かりを調査。 様々な種類のあかりをみて英雄と犯罪者を地図上にシールで分類していく。 説明を聞く顔も真剣です。
大人の意見がこども達の判断に影響しないように、概念的な解説や意見はできるだけ言わないように注意を払いました。街を歩きながら子供たちは、次々に赤と青のシールを地図に貼っていきました。煌々と明るい交番は犯罪者、雰囲気のある落ち着いた品のある高級ブランド店は英雄、眩しすぎる街路灯は犯罪者、かわいいショップの照明は英雄、、、
こども達の判断基準はカッコいいかどうか、眩しすぎないかどうか、落ち着くかどうかに集約されており、書くコメントもうなずけるものがたくさんありました。かわいい、かっこいいの基準に違いはありますが、大人の意見と差異がないのではないかと感じました。
(東 悟子)
感想
写真を選んで地図上にはり、コメントを記入して、発表ボードを作成しました。
全体的に子供達に共通していたのはキラキラしたものを好み、暗さを嫌がる、ということでした。赤色の照明はホラー映画を連想させるらしく班全員が犯罪者のレッテルを貼りましたが、同じカラーライティングでも青色の光は「キレイ!」と喜んでいました。子供の感性は理屈ではなく、生活の中の体験から来る直感的なものだと改めて感じさせられました。
(黄 思濛)
発表ボード