照明探偵団通信

照明探偵団通信vol. 51

Update:

発行日:2011年12月28日
・照明探偵団倶楽部活動1/第42 回街歩き: 東京駅エキナカ(2011/11/14)
・照明探偵団倶楽部活動2/岡山市西川街歩き(2011/11/23)
・照明探偵団倶楽部活動3/国内調査:瀬戸内・風景の中のまち明かり(2011/11/16-18)
・照明探偵団倶楽部活動4/第36 回研究会サロン@照明探偵団事務局(2011/12/14)

第42 回街歩き: 東京駅エキナカ

 
2011.11.14
三宅博行+ 井本有衣子
今年最後の街歩きは東京の玄関口「東京駅」。一日100 万人以上が利用している構内につくられたショッピングエリア「エキナカ」を歩き、人を引き寄せるあかりを調査してきました。

■企画の主旨
2001 年、大宮に「エキナカ」と呼ばれるショッピングエリアの出現以来、近年続々と「エキナカ」は誕生しています。 東京駅では2007 年に「グランスタ」のオープンし、昨年3 月「ecute」、12 月「グランスタダイニング」、今年3 月「京葉ストリート」と立て続けにオープン。 その他、東京駅構内には「元祖・エキナカ」ともいえる「東京銘品館」があります。今回の街歩きでは、これら6つのエキナカの照明を比較することにより、照明の果たしている役割と、震災以降の節電•消灯の影響ついて検証しました。

■調査方法
今回は照度や色温度の記録はもちろん、記入表を全員に配布して快適性・明るさ感・色温度に対しての5 段階評価を集め、感覚的な評価の定量も行いました。さらに、節電が続いている状態を評価することで、この状態で問題のない明るさなのか、必要かつ十分な明るさとはどういうものなのか、ということに関して各自で熟考する良い機会になりました。この点についてはサロンでさらに議論を深めてまとめていきたいと思います。

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銀の鈴に集合し、本日の趣旨説明オリエンテーション。銀の鈴は全消灯しており目立たない印象。

■調査開始!
集合場所は東京駅の待ち合わせスポットとして親しまれている「銀の鈴」前。節電により上下に設置されているLED のスポットライトは全消灯されていたのですが、待ち合わせ場所というランドマークとしても、ここは数台で鈴を照らしてあげた方がよいなと感じるスタートでした。今回は人通りが特に多いエキナカという場所で、“興味深い光環境を探してはさっと照度を計り、ぱちぱちと写真を撮りそして即座に立ち去る!” と言った鉄則の基、我ながら団員としての動きが身についてきたなと実感した調査となりました。
(井本有衣子)

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お互い意見を述べ合い、 グループの意見をまとめる。
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ショーケース前の床面照度を測定
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ショーケースから漏れてくる照度を計測

過剰なダウンライト
過剰なダウンライト
商品棚300-500lux_3000Kで統一感があり雰囲気がよい
統一感があり、落ち着いた雰囲気の店内
コントラストが効いていて、雰囲気がよい_商品棚200lux_直下170lux_通路V120lux
コントラストが効いており、商品が引き立つ商品棚

■調査結果
6 ヵ所回ってみて特に感じたのは3 つ。まず、多様な要素が混在している事。それらが小さなところに詰め込まれている事。そして、それらの要素がなるべくケンカしないよう気を遣いあっている事でした。一つ一つのエリアでは、贈答菓子系・小物系・飲食店系といった具合で大まかな分類がされてそれぞれのまとまりができています。しかし、例えば贈答菓子の中だけでも、洋菓子あり和菓子ありクラシックなものありモダンなものありで、見せ方も見せたい色味も異なり、それぞれのショーケースから見えてくるものは全く違います。
このような多様な店舗がエキナカという小さな空間に所狭しと並んだ結果、すぐ隣どうしに色温度の違うショーケースが並んだり、スポットライトの光が隣まで明るくしてしまったり、というような状況が起こっています。また、天高が低くて狭い通路のベースライトも直接入ってくるため、それぞれの店舗が自分の商品に合った照明手法を100%採用するには程遠い状況といえるでしょう。しかし、今回の調査ではそんな中でもなるべく騒がしい光にならないように、商品の魅力を見せるため以外の無駄な装飾はせず、エリアの雰囲気を壊さないように気を配って器具選びや調整を行っているように感じられました。共通のコードがあるのか自然とそうなっているのかはわかりませんが、その気の遣い方は下町の路地の雰囲気と似ているのかもしれません。
各店舗の心配りはそのままに共通の通路部分の照明をもっと落ち着いたものにすれば、東京駅を通るたびに毎回立ち寄りたくなるような居心地を作り出せる可能性を感じました。
(三宅 博行)


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懇親会風景。調査してきた思い思いの意見を述べ合う

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無事調査終了。お疲れ様でした。

■感想
「集い」という年間テーマにのっとった東京駅エキナカの調査は、公共空間としての駅、各エリアでコンセプトの異なる商業空間としての駅、その2つがからみあい、そして震災の後というタイミングで、非常に興味深い調査でした。面出団長と同じ班だったので、なかなか他ではきけないような話も聞けてためになりました。このような経験ができたことは非常に大きいです。ありがとうございました。
(高橋祐司)
エキナカはお店が密集しているにも関わらず独自の照明設計をしており、また節電の影響もあってそれぞれが特徴的な明るさと雰囲気を持っていたため、団員同士の議論も非常に濃い内容となりました。特に節電については、【より効率的で心地よい節電とは何か】にフォーカスを当てた非常に有意義な議論が出来、大変勉強になりました。企画に協力して下さった団員の皆様、SQUAD の皆様には改めて感謝いたします。ありがとうございました。
(松山 篤史)
今回の街歩きで思ったことは、自分が気にならないような照明でも他の人にとっては気になったり、節電の手法も疑問点が違ったりなどが面白かったです。貴重な経験をさせて頂いたことに感謝しています。ありがとうございました。
(高橋秀寿)
今回、同じ駅の中にある複数のエキナカを比較することで、<心地いい光とは何か>を考えることができて有意義な調査でした。照明手法自体はどこも珍しいものではありませんでしたが、空間全体を考えて丁寧に光を重ねていくか、それを考慮せず単に照明器具を配するのでは、できあがった空間の完成度が全然違うということを改めて認識することができました。
(菅原千稲)

岡山市西川街歩き

2011.11.23東悟子
岡山市の中央に流れる西川。その西川にそって緑道が走っている。人々が夜歩きたくなるような緑道とは、どんなあかり環境なのだろうか。
岡山の地元の人と、歩きながら検証しました。

■主旨
今回の街歩きは、岡山市省エネコンソーシアムの活動の一環として企画され、エコでなおかつ魅力ある光環境を検討したいと照明探偵団に依頼があり、参加することとなりました。省エネコンソーシアムとは、岡山県内で活動する5団体で構成され、県内の温室効果ガスの排出削減を目的として活動されています。
コンソーシアムの活動地区の一つである西川緑道公園にふさわしい灯りの景観や、その景観と調和した商業施設の魅力の創出、さらにはそれが環境に配慮したものになることを考えるきっかけとして「歩きたくなる夜の西川」を探偵しました。
参加対象者は、周辺の店舗の方、観光コンベンション協会、環境省、岡山市役所、西川の魅力アップのために活動するNPOメンバー。総勢30名の参加者は西川の夜に、照明の力や意味や可能性、街づくりって何?デザインとは?という気づきを発見しました。

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昼の西川緑道を下見。
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■調査
参加者はまず探偵団とは何か、街歩きで重要なポイントは何か、調査の主旨と方法のレクチャーを受けました。
その後4 班にわかれ調査スタート。緑道沿いの1~8のチェックポイントを順に回り、各ポイントで照度を測ったり、明るさ、心地よさ、気づいた点などを、その場で話し合いました。ほとんどの参加者が今まで照明とは無縁だったようですが、そのことがかえって、自由な発想と意見が飛び交い、純粋に西川を魅力的にしたいと願う熱い思いを反映させたいい議論になったと思います。照度の測り方も不慣れだったのがl、街歩き後半になると、お互い声を掛け合い、次になにを調べるべきかの指示が飛び交う、実地トレーニングのような街歩きとなりました。
緑道はあまり広くなく散策するにはちょうど良い川幅にきれいに整備された歩道にたくさんの植物が配され、一見人々の憩いの場所としていい環境に思われましたが、夜は無計画に光を足していった結果、多くの統一感のない器具が必要以上の光を降り注ぎ、照らすとアイコンになりそうな橋や彫刻、木々は照らされていない状況でなっており、休日にも関わらず人の影もまばらでした。ほんの少し多い光を減らし、必要なところには足してあげ、光環境を整えてあげると、より雰囲気のある魅力的な緑道になるのにと感じました。

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緑道のひとつひとつのあかりの要素を検証
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道々で面出に熱心に質問をしながら、緑道によせる期待を膨らませる参加者

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特徴となっている木々には照明が当たっておらず、いい雰囲気も半減してしまっている。

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緑道沿いの店舗内も調査。調光をかけてもらい、明るさが違うと、お店の雰囲気がどう変わるかを

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懇親会では、調査してきた写真を見ながらの検証を行った。

■懇親会
街歩きが終了すると、懇親会が行われました。各班、担当箇所の要点をまとめ、気づいた点、改善点を中心に、食事を楽しみながら発表しました。カジュアルな雰囲気の中、撮ってきたばかりの写真もプロジェクションしながら、面出の感想や意見を聞きました。質問もたくさんでて、「照明を今まで気にしていなかったが、必要以上にたくさんの光が緑道にあふれていることに驚いた」という意見を多くききました。これをきっかけに今後もひかりに対してずっと興味を持ち続けてほしいと感じました。
(東悟子)

■感想
よく知っていると思っていた西川の景色を「灯り」を主役にして見たとき、実は知らなかった西川のポテンシャルを発見することができたのです。
西川緑道公園の街灯は、長い歴史の中での付け足しの連続による統一感のなさを醸し出していました。照明デザインと設計の違いを物語っていました。西川エリアの夜が、もっと魅力的な場所になるために。灯りの存在を考えるきっかけとなる探偵でした。
ステキな夜の西川が、地球にも優しい方法で彩られる場所になるように。小さな照明探偵団が岡山で動き始めることでしょう。
(NPO 法人タブララサ 河上直美)

今回、岡山市西川緑道で照明探偵団を実施することを企画した意図は、西川につながる多くの人の関心を呼び起こし、あかりの景観を通じて西川の魅力づくりや賑わいにつなげたり、商業施設の照明を景観と環境に配慮のあるものにしていくきっかけとすることでした。
普段何気なく歩く西川緑道の魅力や課題を、あかりのを通じて再認識、再発見することができ、とても真剣で楽しい時間となったように思います。面出さんや事務局の東さんには、スペシャリティとお人柄で運営側を支えてくださり、また参加者の方々も想像以上に熱心に調査してくださいました。感謝の一言です。
調査で感じたのは、緑道周辺には個性ある商業施設、緑、流れのある水辺が共存していることが大きな資源であり可能性だということ。また光だけでなく、背景としての暗闇の演出が重要であることです(面出さんは陰のデザインとおっしゃっていました)。
今後、西川緑道における光や明るさに対する基準(ある参加者の方が「灯りの作法」と言われていました) のようなものを、西川緑道につながる人々の共通理解とし、素晴らしいあかりの景観を実現することを目指して、探偵団活動を続けていきたいと思っています。
(財団法人岡山県環境保全事業団 築谷淳志)

国内調査:瀬戸内・風景の中のまち明かり

井本有衣子・峪田晴香
2011.11.16-18
多島海景観、自然景観、人文景観の調和を評価されている瀬戸内海。内海と島々は、季節と時間によって豊かな表情を見せてくれます。そんな風景の中、夕暮れ、日の出時に、うっすらと浮かび上がり、そして消えていく、まちや船の明かり。光輝く都市部の夜景とは違った、景勝地・瀬戸内海の夜の風景の魅力を調査しに行きました。

調査コースは、しまなみ海道の四国側の始点、愛媛県・今治から出発し、島々を経て海を渡り、終点の広島県・尾道へ。そして尾道のまちの調査を行いました。目を凝らすようにして、山頂から全体をとらえ、車と足で道を行き、明かりの正体を確かめていきました。光の多い都市部では埋もれてしまうような光が、しまなみ海道界隈のまちでは、ひとつひとつの要素としてはっきりと見ることができました。

■今治、大島から
夕方5時。空の色が少しずつ変化し始め、折り重なる島々が奥行を増したり平面的に見えたりと雄大な風景が広がります。目を奪われる中、信号や航空障害灯の光が徐々にまちの存在を主張し始めます。週末に主塔がライトアップされる来島海峡大橋は、平日で塔頂のライトと主塔が僅かに照らされるのみでした。周りは暗く、ランドマークの橋は存在感を持ってライトアップされる方が、風景がよりダイナミックになるのでは、と物足りなくも感じました。しかし、海上の行き交う船の光と夜空に瞬く星が鏡のように同じ輝度感で見える、繊細な夜景を見て、この平日のシーンがこの夜景にとても馴染んで調和して見えました。

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近見山より大島方向を見る
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大島の亀老山より愛媛県側を見る。来島海峡大橋の足元が控えめに照らされ、橋の路面が、海に浮かんでいるように見える。

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浄土寺山からは尾道水道全体が見渡せる。

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浄土寺山から新尾道大橋を見る

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山中には古寺めぐり道の街路灯が連なり、千光寺が白色によって浮かび上がる。( 向島より)

■尾道・夜景を作る光
尾道は、尾道水道と平行に街区や道が形成されています。東西に平地を囲むようにはしる国道2 号線や海岸に、ナトリウム灯の点状の光が並び線上に強く見えて
きます。山間、そして新尾道大橋では、しまなみ海道を走る車のサーチライトにより闇にはっきりと一本の光のラインが浮かびあがります。このような機能的な光に夜景としての情緒を感じてしまうのは不思議です。
尾道では、ナトリウム灯がぼんやりとオレンジ色に空気を染め上げ、夜景を支配していました。山々はナトリウム灯によって色が沈み、黒く重たく見えます。その中で、まち針を刺したようにぽつぽつと見える白色のメタルハライドランプや蛍光灯の光が、きりっとスパイス的なアイキャッチ効果を出していました。
対岸の向島から見ると、ナトリウム灯で照らされた浄土寺は周りと同化していましたが、白色による千光寺はすぐに見つけることができ、ここではランドマークには演色性の高い光が効果的と思いました。
また、市役所と高校校舎の白い並んだ窓明かりにとても目を引かれました。主な光が点状の風景の中で、面状の光がやはり強い存在感を持っています。山の傾斜地は、家がひしめく住宅地で、昼間見るとカオスのようで生活感を感じさせます。しかし、夜になるとほとんど窓明かりが見えず真っ暗です。昼に離れて見るとわからない、尾道の高齢化や空家の問題が、夜景に現れていました。
尾道市は他管轄機関にも呼びかけ、温かい色味と意図し、街路灯をナトリウム灯に統一し、住宅街の防犯灯は光源や色の制限はなく各町内会に任せています。現在市は町内会にLED を補助金によって推進し、また、尾道景観地区としてのまち明かりのあり方を検討しているそうです。LED への切り替わりがすでに一部で始まっている中、今後、尾道の夜景がどのような方向に進んでいくのか、関心を持っていきたいと思います。

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連絡船乗り場。オレンジ色が映り込む水面を、白色の光をのせた船が往来する( 向島より)
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尾道と向島を結ぶ人々の足の連絡船。乗り込む二輪や車の光が人々の海とともにある日常を感じさせる。

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駅前の広場から造船場を望む。週末にはカラーライティングされる。
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JR 尾道駅と海を隔てる広場。駅前は都心の駅のような眩しすぎる光環境はない。ナトリウム灯のオレンジ色の灯りが、向島と海の夜景を干渉しない程度海岸沿いを演出している。

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一歩先に進めば、階段、階段、・ ・ ・。千光寺まで続いている。

■傾斜地の住宅街・古寺めぐり道(尾道)
港町として栄えた尾道には海運に携わる豪商たちの寄進により住宅街には驚くほどのお寺があります。また地形が傾斜で形成されているために歩道は坂道と階段で構成されています。しかし夜の歩道はほとんどポール灯もなく、家の軒先にある灯りを頼りに進むしかなく、途中で断念せざるを得ませんでした。立派なお寺がたくさんあるので、動線含めて、お寺をランドマークとしてライトアップしないのはもったいなく感じてしまいます。そしてこの坂道や傾斜を利用してキャンドルナイトを行なえばさぞ美しいのだろうと想像しました。

千光寺からのパノラマ
千光寺公園の展望台。尾道水道と向島のパノラマが楽しめる。

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高見山展望台にて日暮れを待つ。日が落ちるにつれ、街の灯りが点灯していく風景が美しかった。

■最後に
商業的な光の少ないしまなみ海道のまちの光とは、人々の営みや交通の光と、シンボルのライトアップの光でした。そのひとつひとつに瀬戸内の人々の暮らしを感じさせる夜景でした。日頃、光が氾濫している街にいる私にとって、「まち明かり」の意味について振り返る機会と
なりました。
(峪田晴香)
瀬戸内は風光明媚な風景として絶賛される地域であるわけですが、明るくない都市の夜景を褒め称えるだけの理屈とは何なのか、ということを考えさせられました。行きついた答えは、ここでは自然が中心で、人工物は点景にすぎないということでした。日本における美しい自然の風景、人口照明が干渉しすぎることのないよう
に大切にしていきたいと改めて感じました。
(井本有衣子)

第36 回研究会サロン
 @照明探偵団事務局

内容:第42 回街歩き調査結果発表
2011.12.14  東悟子

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団員一人一人が調査シートをまとめた。

11 月14 日に東京駅エキナカで行いました街歩きの調査報告を、街歩きの時に分かれた班毎に行いました。調査当日書き込んだ調査シートをまとめ、各チェックポイントの総合評価と改善点などを発表。同じ場所でも好印象を持った班と、そうでない班と意見が分かれる場面もあり、人により受ける印象が違うので、パブリックスペースの照明計画のむずかしさを改めて感じることができました。どの班も高評価だった場所は「ecute south court」。統一感のある内装とグレアを感じさせない素材の使用が、高評価につながつていました。
今回のサロンには、JR東日本の方々にも参加いただき、団員からの質問に丁寧にお答えいただきました。ただの意見発表ではなく、現実に起こっている問題も共有でき、実際仕事をしてる方々の生の声を聞くことができるいい機会となりました。

■一年を通して
今年の街歩きとサロンは、照明探偵団の団員の皆様から募集してできた企画運営委員会(SQUAD) が主体となり行われました。今までにない団員同士の横のつながりが深まり、班ごとにわかれてのフィールドワークなどを通して、今まで受け身で参加してきた方々が、活発に意見をいう場面があったり、調査シートを一人一人まとめたりと、個人の意識がより高まった一年だったように感じます。
SQUADの方々も一つ一つの街歩きに細かいところまで気を配り、運営に多大な尽力をいただきました。心より感謝申し上げます。
来年度の委員会も1 月から発足いたします。
実りある街歩きとサロンを引き続き行っていけるよう、期待しております。来年も照明探偵団活動に是非ご参加ください。
どうぞよい新年をお迎えください。
(東悟子)

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