団長からのあいさつ

2016年照明探偵団の展望と活動予定

面出薫-Kaoru Mende(照明探偵団 団長)

面出 薫(めんで かおる)
照明デザイナー

1950年東京に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。
1990年株式会社 ライティング プランナーズ アソシエーツを設立、代表取締役。
住宅照明から建築照明,都市・環境照明の分野まで幅広い照明デザインのプロデューサー、プランナーとして活躍するかたわら、市民参加の照明文化研究会「照明探偵団」を組織し、団長として精力的に活動を展開中。

北米照明学会・国際照明デザイン賞・優秀大賞、国際照明デザイナー協会賞・最優秀賞、日本文化デザイン賞、毎日デザイン賞などを受賞。現在、武蔵野美術大学客員教授、東京藝術大学、東京大学などの非常勤講師。日本建築学会(AIJ)、都市環境デザイン会議(JUDI)、北米照明学会(IES)、国際照明デザイナー協会(IALD)、日本デザインコミッティ(JDC)会員。著書に 『あかり楽しんでますか』(東京書籍)、『照明デザイン入門』(共著,彰国社)、『建築照明の作法』(TOTO出版)、『世界照明探偵団』(鹿島出版会)、『都市と建築の照明デザイン』(六耀社)、『陰影のデザイン』(六耀社)など。

2015年はUNESCOが提唱する「国際光年」であり、照明探偵団活動を開始して25年の節目でもありました。国内外に向けた照明探偵団活動も活発に行いました。これもひとえにご協力いただいている協賛各社の皆さま、また団員の皆様のおかげです。
25年の活動を支えていただいて、本当にありがとうございます。
2016年は新たな四半世紀を迎える年として、これまでの照明探偵団活動を見直し更に充実させていくための元年であると考えています。大阪での照明探偵団街歩きを成功させた経験から、活動を東京のみならず国内各地に展開し、地方のあかり文化を発掘して行くことや、照明探偵団活動を解り易く解説する書籍の発刊を企画して行きます。
2016年には以下に示す5種類の探偵団活動を展開していく予定です。

①街歩きとサロンの開催

街歩きとサロンは探偵団の基礎活動です。年に3~4回のペースで行っていきます。
2015年には東京を離れて大阪照明探偵団を行いました。この経験を活かし、2016年は都内近郊のみならず地方都市へ足を延ばした街歩きを企画したいと考えています。

②国内・海外の照明調査

国内外の特徴的な光環境を継続的に調査し、世界に対して情報発信しています。これまでに探偵団は世界中の70余都市の照明調査をしてきましたが、その成果は探偵団WebのWorld Lighting Journeyというページで世界中の更新された夜景を紹介しています。Web上のコミュニケーションを活かして世界から最新の夜景情報を取り寄せて資料化したいと思います。

③こどもワークショップの開催

こどもワークショップはLPAが企画する世界巡回展覧会のコンテンツとして、2015年にBerlin、Singapore、Hong Kong、東京の4都市に共通する街歩きを行いました。展覧会は2016年5月に東京での開催が予定されているので、これに向けて創造的な提案ワークショップを行う予定です。こども達への情操教育をさらに積極的に取り組んでいきます。

④探偵団Webの活用と、新規の出版企画

照明探偵団Web (http://shomei-tanteidan.org)を大幅に刷新して1年経ち、多くの方々のアクセスをいただくようになりました。英文と和文の選択の幅も広がり、一気に国内外の団員の距離が縮まりました。
また、照明探偵団活動も25年経ちましたので、新たに探偵団活動の思想や方法論を解説する書籍を発刊したいと考えています。
データの整理や編集作業には多くの時間が掛かりますが、2016年に骨子を固めて行きたいと考えています。

⑤世界照明探偵団フォーラムの展開

2015年の世界照明探偵団フォーラムは11月にメキシコシティで盛大に開催されました。世界光年と重なったこともあり、地元の大学や行政関係者も含めて4日間に渡るワークショップやシンポジウムが行われました。
2016年はニューデリー、マニラ、モスクワ、京都などの都市での開催を検討していますが、最終決定には至っていません。世界各地のローカルなあかり文化を大切にして、世界中の仲間とどんどん繋がっていきたいと思います。

2016年1月01日
照明探偵団・団長
面出 薫

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