首都でありながらも派手なカラーライティングやビルの広告塔などはなく、ライトアップされた建物自体も多くないため、西欧の大都市のような華やかさはほとんどない。しかしながら静寂の中で歴史的な建造物がポツポツと灯る様子や、色温度が整えられた景観には落ち着いた雰囲気があり、安心感を与えている。
ゲッレールトの丘からのドナウ川の眺め。左側には歴史的建造物がひしめく丘陵地帯が、右側には市街地の平野が広がっている。夜になると、2 階以上が明るい建物はほとんどないため、ライトアップされた建物や橋梁だけが浮かび上がる。
連なったランプが鎖状に見えることからその名がついた鎖橋と王宮のツーショット。夜になるとライトアップされた姿がドナウ川に映り込んで美しい夜景をつくり出す。
幹線道路では高圧ナトリウムランプの街路灯が一般的に用いられており車道用、歩道用、トラム乗り場用に灯具が分かれている。建物に囲まれた狭い路地ではカテナリー照明が多い。