風景と公園
2018/10/11 坂野真弓 + Sunyoung Hwang + Sherri Goh
10月は、造園と照明業界のプロフェッショナルたちとの街歩きが2回行われました。一方は本物の自然の中で、もう一方はコンクリートジャングルの中での散策です!

イベント後の集合写真
今年の10月は街歩きを2回も実施し、一年を華々しく締めくくることに。
第一回街歩きはシンガポール植物園での開催。プロフェッショナルの方々だけを招待、参加してもらった街歩きはこれが初めとなりました。その直後に実施された第二回はマリーナ・ベイでの英雄と犯罪者を探す街歩きに。こちらはPLDC Singapore 2018 と共同開催となりました。
来場者入り口での照度測定の様子
光の英雄と犯罪者達を振り返る
ゲリラライトアップイベントのためバンドスタンドへ
■街歩き@シンガポール植物園
10月11日木曜日、照明探偵団シンガポール支部は、この陽光あふれる島で唯一のユネスコ世界遺産であるシンガポール植物園での街歩きを企画しました。2015年にこの世界遺産に登録されたばかりのこの庭園には、三つの湖、名物となっている国立の蘭園、そして熱帯雨林エリアなど、多くの見どころが。また、世界で三番目に世界遺産に登録された庭園でもあります。
私たちの第3回散策のテーマは「風景と公園」でした。私たちは、この国の誇りであり喜びである庭園の照明環境にどのような違いがあるのか、そして政府がそこに住んでいる野生生物への懸念とどのようにバランスを取っているのかを検証したいと考えました。
様々な視点からの意見を交えた実りある街歩きを開催すべく、照明探偵団メンバーと協働している多くの景観設計家のチームに、メールで招待状が送られました。
寄せられた反響は圧倒的なものでした。Element Design や DPA といった多くの設計事務所の景観設計家が参加し、さらには Sentosa Development Corporation の開発業者や、地方政府の委員会であるNParksのメンバーからも参加への興味を示す声が上がるまでに。
最終的に16名が参加することとなり、そのうち2名は一般の方でした。私たちは一つの大きなグループとして歩きつつ、照明探偵団の紹介と、会話のきっかけとなるような質問から街歩きを始めることにしました。
まず、異なる色の光がもたらす効果とそれが場所の雰囲気に与える影響の実演のため、バンドスタンドでゲリラ・ライトアップ活動を行いました。その後は参加者が自由に使える強力な懐中電灯とカラーフィルターペーパーを配り、懐中電灯を使った木のアップライティングのセッション。
来園者入口の一つにあるレストランFusion Spoonで開催された街歩きの振り返りでこのイベントを締めくくることとなりました。
また、このイベントでは、Facebookイベントをプラットフォームとして初めて使用し、光の英雄と犯罪者の写真とコメントを投稿し、グループ全体での共有を行いました。これがなんと大成功。イベント後のオンラインでのディスカッションまで可能となり、SNSの重要性を再確認させられました。
実りのある会話がイベントを通して飛び交い、公園のデザインと維持管理がどのような点に注意して行われているのかについてや、眩し過ぎず、一定の明るさが保たれた暗めの照明環境を整えることでそこに生息する野生生物への配慮がなされているといった新たな発見を得ることができました。
イベント後のフィードバックは、参加者の多くがこのようなイベントの開催に対しての感謝のみならず、今後の街歩きにもぜひ参加したいと意欲的なコメントで溢れ、大盛況のうちに幕を閉じました。












