世界照明探偵団 – 光の事件を探せ!
編者:面出 薫
発行所:鹿島出版会
2004年8月30日発行
212pg、14.5㎝ x 21㎝
定価:2,625円
世界19都市の夜景”World Lighting Journey”の写真の数々、2003年8月にストックホルムで行われた6都市の住宅照明についてのプレゼンテーション、照明探偵団の活動紹介などなど。面出団長自身による珠玉の文章と美しい夜景写真は眺めているだけでも楽しい仕上がりです。
この本を作るために、これまで照明探偵団が14年間かけて撮影してきた膨大なスライドの山に埋まりながら、とっておきの一枚を探すべく奮闘しました。ブルーモーメントの映える街・コペンハーゲン、技を競い合う光のエキスポシティ・ラスベガス、急成長/爆発する夜景・上海、功罪入り混じる超特大夜景・東京・・・どの都市を取っても魅力的なタイトルがしっくりと馴染む、個性的な夜景のコレクションが出来上がりました。
スライドの中には今はもう見られない風景があったり、過去と現在を見比べられるものもあったりして、変化し続ける都市夜景ならでは楽しみ方もあります。また、夜景写真と対応した地図も掲載されているので、この本を片手にあなたも世界照明探偵をしてみてはいかがでしょうか。
さらに今回は建築家の原広司さん、作家の島田雅彦さんなど各分野でご活躍されている方々から夜景や光に関するコラムも頂いており、この内容にも注目です。
目次
1章 世界の夜景が語ること
パリ、ベルリン、シカゴ、バンコク、リヨン、イスタンブール、ラスベガス、シンガポール、ロンドン、ベニス、ブエノスアイレス、上海、コペンハーゲン、バルセロナ、シドニー、東京、モスクワ、ニューヨーク、ムンバイ
2章 住まいのあかりが教えるもの
コペンハーゲン:窓辺から誘う暖かい光
ストックホルム:光の工夫で冬をのりきる
ハンブルグ:暖かなキッチンに家族が集まる
ワシントン:殺風景なところに密集する特大住宅
シンガポール:南国の日差しが涼しげなインテリアに
東京:白く輝くUFOが、部屋の中央に浮遊する
3章 世界照明探偵団とは何か?
英雄と犯罪者を探せ 街歩きの楽しさ さっと照らしてすぐ逃げろ ライトアップゲリラ 光の文化を語ろう 市民参加イベント・シンポジウム・展覧会 世界照明探偵団とフォーラム 照明探偵団について
コラム執筆者:原広司、島田雅彦、小池一子、淺川敏、原研哉