2003年8月29日 @ Kulturhuset Haninge
第2回フォーラムはストックホルムで行われた。
参加希望者が増えたので、会場が直前に変更になる程の人気をはくした。参加者は照明や建築の関係者、学生や近隣都市からの参加もあった。日本からも学生参加を含む12名が参加。“TANTEIDAN”という言葉が既に北欧の人たちにも市民権を得ていることを知った。
今回のテーマは前回より絞り込んで、“住宅近隣照明/Residential Neighborhood Lighting”、ということにしたので、各国の住宅照明に対する考え方や捉え方の違いが細部まで浮き彫りになった。 部屋の天井の真ん中に取り付けられた蛍光灯シーリングライトや量販店で煌々と点灯して売られる照明器具。東京の住宅照明は見慣れない人たちにとってどこかコミカルに見えてしまうようで、会場からは笑い声も。同じアジアでもシンガポールは太陽の強さが際立つトロピカルな自然光が取り入れられた住宅の例を紹介。このアジアと対照的なのが北欧の住宅で、僅かでも暖かなキャンドルの明かりを大切にする姿勢などが対比的だ。
(田沼彩子)