1998年9月12日
田町にある松下電工ショールーム《ナイステクノプラザ》で行われた研究会サロン。
初めに参加者はショールームの光の体験室に案内され、ナイステクノプラザの沖さんのガイドによる、空間の色温度体験やモデリングのシミュレーションを通じて、普段はなかなか体感できない不思議な光のマジックを楽しみました。特に色温度実験では、空間の色温度が2000Kからだんだんと高くなるにつれ気持ちも次第に高ぶり、10000Kを越えるといてもたってもいられなくなるという感覚が、多くの団員や参加者に新鮮な感動を呼んだようです。
引き続いてドリンクや食事をとりながらのなごやかな雰囲気の中、「2050年TOKYO夜景は明るくなるか、暗くなるか」という単純で難しいテーマでトークセッションが行われ、映画やアニメに描かれた未来像のビデオや、進行役の坂尾団員の活躍により、予想を越えた多くの参加者の活発な意見が交換されました。当初は省エネルギーを軸とした「暗くなる」という結論に至ると思われましたが、各自がそれぞれ根拠を示しながら意見を述べ合った後も、意外にも参加者の意見は真っ二つに分かれる結果になりました。
現在地球規模で色々な問題が叫ばれていますが、それを乗り越える技術への期待が、2050年を明るい方向へ導いていくようです。将来はどっちへ転ぶんだろうか・・・未来へのワクワクが共有されたサロンは黒川団員からの夜景旅行レポートを締めに楽しく終了しました。