街歩き・サロン

第71 回サロン: 麻布台ヒルズ&虎ノ門ヒルズ街歩きレビュー

2024.05.30 東悟子

LPA のスタジオで軽食をとりながらのサロン

5 月10 日に開催した麻布台ヒルズ&虎ノ門ヒルズステーションタワー街歩きのレビューを行いました。街歩き班のリーダーを中心に意見をまとめ、班毎の光の英雄と犯罪者の写真を使い発表。今回の街歩き報告はどの班も過去の街歩きと比べると英雄が多い会となったように思います。各班からの発表の中から、共通点や特筆すべき内容を報告します。

■虎ノ門ヒルズステーションタワーの軒裏のメディア天井
 ほとんどの班がこのメディア天井のような手法を今まで見たことがなく、新しいランドマークとして面白いと高評価。天井に動きがある演出がされていることで来場者の視点を上に誘導し、空間を大きくみせていることが良いという意見も。このデジタル照明がとてもシンボリックで、新しい街のエントランスにふさわしい演出となっていて英雄という意見多数でした。


■麻布台ヒルズのランドスケープのあかり
 自然に奥の明るい店舗へ足を運んでみたくなる少し暗めの照明計画。商業エリアまでのアプローチの照度を落とし、店舗ファサードをより目立たせていると高評価。いつもは犯罪者になりがちな樹木のアップライトも木の種類によっては所々まぶしいところがあるものの、きれいに照らされているという感想でした。


■ JP タワーエントランスの照明
 ヘザウィックの特徴的な意匠のエントランスの照明に対しての意見は様々。夜もライトアップされ、存在感がありとてもよいという意見や白い光で照明された渦巻は吸い込まれるようで高揚する、どの角度から見てもグレアがなく、大きなキャノピーの独特な構造が照明で引き立っているとの好意的な意見がある一方、建物内の色温度と違い、高めの設定で、何か意図があるのかもしれないが、不調和に感じたという意見も。

 この他にも建物内での新しい照明の挑戦の成功と失敗、サイン照明の悪い例、苦労していそうな所への共感など様々な英雄と犯罪者、気づきが共有されました。
 これらの細かい内容は通信には残せない内緒話だったり、細かすぎる話だったりするので、サロンに生で聞きに来てください。サロンはオンラインでも参加できますので、まだ参加したことがない方は、お気軽にご参加下さい。                 (東悟子)

団長の意見に聞き入る団員達

 

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