2011年4月19日
アジアン飲食店の調査発表
今回のサロンでは2週間前に行われた街歩き「アジアン飲食店の調査」の発表が主な話題、5班に別れて調査して頂いた団員に力が入ったプレゼンテーションを用意してくれました。街歩きに参加していた団員はサロンにも出席率が高く、街歩きで発見したこと、感じたこと、など如何に伝えたいという情熱さを感じました。今まで事務局で行ったサロンでは内容が非常に濃くて、充実した2時間でした。
お話に夢中の団員達
今回のサロンでは非常に印象的だったのは出席して頂いた団員の中では9割ぐらいが発言していました。5版のリーダーが順々にプレゼンテーションをし、その横の席には同伴のメンバーが座り、一緒に説明をしたり、自分なりの感想も述べたりしました。当日の写真、調査シート、照度などの記録はもちろん丁寧に説明してくれたと共に街歩きで疑問に思っていたことも調べてきた団員も多かったです。飲食店で発見したインテリア、主に飾っていた色、看板作り、などについてそれぞれの国の歴史をたどったり、外国の友人に聞いたり、何かの手掛かりを探していました。さすが探偵団!そして、外観と店内の照明観察も鋭く、平面図や断面図のスケッチ上に照明の配置を書き、主観的にお店の雰囲気で感じたことだけではなく、客観的な分析まで報告してくれました。節電のためと思われる消灯している照明器具もあったにかかわらず、ファサードや店内は「ちょっと明るすぎる。」「ちょっと眩しい。」「ちょうど良い明るさ。」などの意見もありました。5班の発表が段々と進んで、最後に大久保の街の節電について時間を見ていましたが、それぞれの班が非常に細かく調査として記録したこと、楽しく過ごせた様子を面白く伝えてくれて、たっぷり2時間をかけました。
初めてのグループ形式発表のサロン
街歩きのやり方として、初めてのグループフィールドワークに挑戦した結果はサロンにも大きな影響を与えました。わくわく感があって、賑やかな雰囲気の中で団員一人一人で参加しているではなく、グループの仲間として、責任を持って、発言したり、緊張感を持って話を聞いたりしているように感じました。けれど、今回の企画では調査の結果より積極的な参加意識が団員に生まれてきたことは本来、サロンとして創造してやってきた思いがこの夜に形に現れたではないでしょうか。