台北は東に向かって街が発展している。東の方には現代的な建築が立ち並び、TAIPEI101という高さ508mで地上101階の世界一高いビルもある。しかし、一歩路地に入ると生活感の漂う古いビルが軒を連ねており、独特の雰囲気があった。そこには、活気ある人々が行き交い、どことなく懐かしさを感じさせる街でもあった。
世界一高い建物から西を望む。オレンジ色の光が建物の隙間から浮かび上がる。西の方に行くにつれて古い町並みが残っているため、道が狭くなり、曲りくねっている様子がわかる。
中山北路二段は、台北のメインストリートである。歩道用ポール灯には、樹木をライトアップするための照明器具と、ポールにインジケーター的なカラーライティングが使用され、オペレーションされている。それにより、大きな樹木で圧迫された歩行空間を、心地のよい空間に演出していた。
夜市は毎日がお祭りのような雰囲気で、屋台などがずらりと立ち並ぶ。活気と独特のにおいが広がり、雑多な光がより雰囲気を高めている。