第64回サロン@ZOOM/『これからの探偵団街歩きを考える』
2020.08.28 東悟子
フィールドワークを主な活動としている探偵団。コロナ禍でもできる街歩きとはどんなものなのか、今何を見るべきかなのか、班に分かれて議論しました。
3回目となるオンラインでのサロン
各班で街歩きエリアを検討。名古屋班は街路灯調査を提案
コロナ禍でもできる探偵団活動とは何か。3月の終わりから街歩き企画運営委員会の SQUADと検討してきました。1人街歩き、面出団長の街歩き動画配信、ヴァーチャル街歩き、YouTube鑑賞会等、様々なアイディアが出されました。
5月には自宅から半径 100M の明かりを 1 人で調査し、オンラインで報告しあうという企画も実際に行ってみました。それぞれの住宅地のいい点や問題点がみられて、意義ある会となりました。
しかし、みんなで集まってフィールドワークするのを主な活動としてきた探偵団にとって、もっと違う活動はできないか、ということでメンバーから『これからの探偵団街歩きを考える』をテーマにどのような街歩きをしてみたいかのアイディアを募集。調査エリアやテーマが近い人を同じグループとし、1、関西・東海チーム、2、東京下町、古くからの商店街を考えるチーム、3、東京光害・新しい街づくりを考えるチームという3つのグループを作成。 各グループごとに分かれ、40分間街歩きテーマとエリアを検討した後、全体に発表し、実際に行う街歩きについて決めていきました。
関西・東海エリアチームは、名古屋栄の奇抜な街路灯調査と御堂筋イルミネーション調査、商店街を考えるチームは、谷中と麻布十番の商店街の明かり調査、そしてなぜか墓地調査、光害・新しい街づくりチームは、渋谷トイレ巡り&宮下パーク、オリンピック関連施設が多く存在する豊洲地区、駅前開発が進む立川をそれぞれ提案。参加人数最大5名までとして、参加者は希望エリアに申し込みをする形で実施することになりました。
通常であれば、1箇所に25名程が集まり、班に分かれて調査し、その日に内容を報告しあいますが、今回は各地5名がバラバラの日程で調査し、後日オンラインサロンで報告。参加者も自分の歩きたい場所を選択することができ、より参加者主体の街歩きになるようで期待感が膨らみます。
今回のサロンでは街歩きの検討だけでなく、団員から神津島の光害に配慮した街路灯の取り組みの紹介もありました。コロナが落ち着いたら、ナイトウォチングツアーでその街の様子を見に行こうという企画も浮上しました。オンラインでのサロンは、全員がフラットで、あまり気送れなく参加でき、各々の意見が出やすいように感じます。参加の敷居が低く、どこからでも気軽に参加できるという利点があるので、コロナが収まっても、オンラインサロンは続けていきたいと考えています。面白いサロンテーマがあれば、是非事務局までお送りください。(東悟子)