2026.06.25 東悟子
5月に開催した高輪ゲートウェイシティ街歩きのレビューを行いました。


5月の高輪ゲートウェイシティ街歩きのレビューを探偵団事務局にて行いました。今回の街歩きは同じ施設(高輪ゲートウェイシティ)を全部の班がまわるという街歩きだった為、見てきたエリアはだいぶかぶっていたのですが、一番多く上がった光の英雄と犯罪者、一番意見がわかれたところをひとつづつ伝えします。
まず一番英雄にあがったのはTHE LINKPILLAR1のNORTHとSOUTH両方のタワーのエントランスの照明。オフィスのエントランスとカフェなどの店舗をつなぐロビーとなっていますが、オフィスエントランスのさわやかな色温度の照明と木質仕上げの天井のあたたかな風合いを生かす照明が両立しており、この広いスペースが夜も心地よい空間になっているということでどの班も高評価でした。
犯罪者の声が多かったのは、『木を照らす照明』。同じ空間なのに過剰に照らされているものと全く照らされていない植栽があることに違和感を感じるという意見や、レストラン階の植物への育成用のスポットライトが大きくて多すぎるので圧迫感があるという意見もでました。隣同士に植えてある植栽のアップライトの色温度が違うのには何か理由があるのかという疑問の声も多く聞かれました。
一番議論になったのが、高層階にあるレストラン街の屋外庭園。ほぼ全員が『暗い』と感じています。ただこの暗さを『果敢な挑戦』と受け取るか『足元が危険』と評するかで分かれました。庭園にはお籠り感のあるベンチやパーゴラなどがあり、東京の夜景を楽しめる工夫が随所に見られます。但し、階段もあるため、段差が認識しづらく、足元には気を付けて歩く必要があります。不特定多数が訪れる空間でこの暗さを事業者に納得してもらう為にどのように説得したのか担当者に話を聞きたいとの意見もあがりました。
総括すると魅力的な暗さへの挑戦や丁寧に照明が配されている空間などが多く見られる半面、安全性の担保やテナント・植物の育成灯を含めた光の統制という課題も確認できました。
今後の都市照明デザインを考える上で、多くのサンプルを提示しているプロジェクトだと思います。
今後サロンでは街歩きのレビューだけでなく、議論したい内容を持ち寄るような場にできたらと考えています。議論したトピックがある方は、是非事務局までお送りください。(東悟子)












