2010年11月2日-5日開催
10年目を迎えた世界照明探偵団は、フォーラムをお休みし、原点にもどって、コンセプトを再検討。今後の有り方、方向性、フォーラムのフォーマットなどを話し合うコアメンバーミーティングを古い町並みが残る湖の街、スイス、ルッツェルンにて開催しました。
コアメンバーミーティング: 参加人数8名
Aleksandra Stratimirovic, Frederico Favero (Stockholm),
Christof Fielstette, Ulrike Brandi (Hamburg),
Lisbeth Skindbjerg Kristensen (Copenhagen),
Kaoru Mende、Momoko Muraoka, Noriko Higashi (Tokyo)
Who are we? Why do we meet?
最初に話し合われたのが、世界照明探偵団とはなん なのか。なぜ集まるのかということ。さまざまな国か らさまざまなバックグランドをもったメンバーが集まる だけに、共通のコンセンサスを持つのは重要なことで す。『あかりの体験を共有したい』ということはみんな 同意見なのですが、何が一番大切かということでは 議論が弾みました。
ビジョン、ミッション、目標
今後の活動の指針を話し合いました。TNT のビジョ ンとは、地元の照明文化から学び、気づいたことを共 有するオープンプラットホームを創造することであり、 ミッションは異文化の照明アイデンティティを学び、尊重し、楽しむこと、そして目標は、照明の未来につい て、語り、考えることと結論付けました。
ピラトゥス山へディトリップ
『照明デザインは自然光に学べ』とのフィロソフィーに 従い、標高 2132M ピラトゥス山へ登頂。頂上まで 30 度はあろうかという急斜面をケーブルカーで登りまし た。この地方で 11 月にはめずらしい快晴でした。日 の光と、雪の反射光でまぶしい中、はるか下方に広 がる湖や町並み、山々の雄大な景色を堪能しました。
HP リニューアル
来年度から HP も刷新する予定で、その企画案を発表しました。日本から持参したデザイン案と内容を説明しました。いままで撮りためてきた写真をきれいに見せることと、各支部の HP をなくし、今後は新しい TNT の HP で各支部のニュースなどの内容を更新していくことで合意しました。
感想
3 泊 4 日(正味 2 日間)という限られた時間の中で したが、充実したディスカッションができ、メンバーの 中にはこの会議を定例化させたほうがいいとの意 見も上がりました。メンバーの照明に対する意識の 高さに感銘を受けました。今後の充実した探偵団の活動の為、ここで話し合われたことを形にし、実現させていくことが重要だと感じました。
(東 悟子)