街歩き・サロン

「虎ノ門ヒルズ街歩き」@ 渋谷 照明探偵団事務局

2014.09.08   東 悟子

8 月 29 日に行われた虎の門ヒルズの街歩きレビューを行いました。施設関係者も参加頂き、他の参加者の質問に丁寧にお答えいただくことができました。いつもは疑問があっても直接関係者に聞く機会がないので、とても貴重な機会となったのではないでしょうか。

第49回街歩き_虎の門ヒルズ(2班) 5
各班の発表スライド。
細かく写真撮影を行い、 照度も測定。

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各自のコメントもたくさんいれて頂いています。

今回のサロンで多かった意見は、虎の門ヒルズは、照明デザイナーがはいって照明計画がされているので、全体として心地の良い照明空間になっているという意見。コンビニエンスストアの照度や色温度が抑えてあったり、アトリウムや共有部も均一に明るく照らされているわけでなく、落ち着いた空間になっているというような好意的な意見が多く聞かれました。内照式の看板の輝度が高くなく見やすいという意見や入館ゲート、消火器のマークが目立ちすぎずよかったという意見も。反対にエスカレーター部分の照明が暗い、壁面にあたっている光が気になるという感想も多数あり、これに対して施設関係者は、そのような声がすでに上がっており、対応を検討している状況と説明されていました。共有部と店舗との色温度の差が気になるという意見や、ダウンライトの数が多いという辛口なコメントもあがり、関係者の方は、まだ調整すべき課題はあるが、順次改善していきたいとのことでした。
施設全体を通しては、明るいところと暗いところの狙いがはっきりしていて、機能性と快適性がうまく調和されているのではないかというのが概ねな意見だったように思われます。またさまざまな光の演出がみられて楽しいという感想も多く上がり、全体的にはとてもいい評価が多かったように感じました。

今回の虎の門ヒルズのように大型の施設は周辺の夜の景観に大きく影響してくるので、考慮して開発していくのが大事なのではないか、という意見で最後は締めくくられました。
今後周辺の道路の整備も進み、ますます照明環境も整って行くかと思いますが、たくさんの光の要素を持った虎の門ヒルズが夜の景観づくりの担い手となりさらに開発が進んでいくのではないかと思います。
( 東 悟子 )

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和やかな雰囲気ですが、 辛口なコメントも。

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