照明探偵団総会&入門講座
2018/05/08 黄思濛+東悟子
団員の声を直接聞く機会が少ないと感じていたので、照明探偵団史上初となる“総会”を開催しました。美味しいお酒とお料理も楽しみながら、会話が弾む会となりました。
夜の街歩きの際に知っておくべき写真撮影のコツなどをわかりやすく解説
照度計や輝度計なども紹介
入団のきっかけなどを発表
探偵団で訪れたい街などの意見交換も
渋谷LPA事務所にて照明探偵団総会&街歩き入門講座を行いました。総会は初、入門講座は2014年に一度開催してから4年。団長含め24名の参加者となりました。また今回は全過程をフェイスブックとインスタグラムで映像を同時配信し、会場に来られない方も参加可能に。終了時には総勢160名を超える方に視聴いただきました。
まず面出団長から照明探偵団の発足から今までの活動や出版物などを紹介。1995年に6名で結成した照明探偵団は今年で会員数980名という大きな団体へと成長していることが報告されました。
その後七つ道具(光学機器、測量機器、ノート&メモ用品)の紹介や測定の仕方、測定場所やコツなどの詳しい説明がありました。
次に街歩きの記録として重要になる写真の撮影方法の解説がありました。照明の写真は夜の暗い環境で撮る事になるので、撮影のテクニックが重要になってきます。三脚を使用した綺麗な夜景写真を撮る場合や、手持ちでスナップ写真を撮る場合等、様々な状況で上手く撮れる技術と推奨設定の説明がされました。
最後に街歩きのまとめ方について、懇親会やサロンだけでなく、パネルを作成したりホームページで投票したり、データベース化したりと街歩きで得た資料の活用の仕方が紹介されました。
入門講座に続いて総会(懇親会)を行いました。探偵団の2018年度の活動計画が説明された後、参加者全員の自己紹介。それぞれ照明探偵団に入ったきっかけと意気込みを発表してもらいました。全く違う畑の方が光の人に及ぼす影響を探るために参加していたり、建築畑の方が、団長の講演に参加したことをきっかけに、今まで照明にはあまり注意を傾けていなかったことを反省して参加されたりと、入団理由もバックグランドも様々で探偵団の層の厚さを再認識。
また今年のナイトウォッチングツアーの行先が未定だったので、街歩きしたい場所と合わせて意見を聞きました。日本の伝統的な祭りや花火大会、自然光の観賞など、都市の光環境を見に行くというより火や自然光を見に行きたいという意見が多く聞かれました。都内の街歩きでは赤羽や谷根千などの下町、三軒茶屋や池袋などが挙がりました。今後の企画の参考にさせていただきます。沢山の意見・提案を直接聞くことができ、事務局としても意義深い会となりました。ご参加&ご視聴ありがとうございました!(黄思濛+東悟子)