2025.1.16 東悟子
毎年年末に探偵団協賛各社の方と団員と合同で年間活動報公会を開催していましたが、今年は分けて開催。団員の方の2025年活動への希望もゆっくり聞く会にしたかったのですが、話す内容が多く、あっという間の2時間となりました。
月島のスペイン料理店を貸し切り、2024年の探偵団活動を振り返る会を開催しました。まず東から街歩きやこどもワークショップ、出張探偵団や各地の調査を簡単に報告。その後、2024年最後に行った神楽坂街歩きと都市調査からは釜山調査を詳しく各担当者から発表し、最後に参加者に2025年の街歩きなどへの希望を伺いました。
釜山調査の発表では窪田団員から、活気に満ちた市場の様子や、LED照明への置き換えが進みインスタ映えの危機に見まわれている甘川文化村エリア、そして対照的な2つのビーチ(波打ち際まで煌々と照らされた海雲台ビーチと、ビーチへの照明はないものの周辺の繁華街の看板や漏れ光で十分に明るくなっている広安里ビーチ)などの紹介がありました。


2班に分かれて行った神楽坂のレビューでは、各班のリーダーを務めた小谷団員と俵田団員から報告がありました。
1班の小谷団員は、『神楽坂路地三昧コース』と題して路地裏を中心に歩いたことを報告。1班の参加者は、飯田橋から神楽坂を目指して歩いて行くと、入り口には煌々とした看板照明が多く、神楽坂のイメージとかけ離れていたこと、しかし路地に入ると、それぞれの飲食店が照明に工夫を凝らしており、照明への感度が高い街だと感じたそう。所々に出現する白く眩しい街路灯や、明るすぎる広告を流し続けるメディア看板は残念に思ったとのことでした。


俵田団員率いる2班は『路地・商店街コース』として、神楽坂の奥の方までを調査したとのこと。繁華街のビル群にあるような袖看板、賑わいを演出するためとはいえ街路樹をピンクや緑で照らすカラーライティング、車道と歩道で色温度の異なる街路灯の是非などが報告されました。歴史ある神楽坂の夜は、雰囲気のいい暗がりのある、歩いていて心地よい路地であってほしい。その期待に反するものは“No”という意見だったようです。


2025年の街歩きへの希望で挙がったエリアは、新しく街開きが行われる高輪ゲートウェイシティや芝浦、川崎の工場夜景、天王洲、表参道から渋谷、吉祥寺、中野などでした。東京から離れた街では、大阪万博、大阪うめきた、神戸などの関西エリアや、星空が満喫できる田舎、火祭りか花火を見たいという意見も挙がりました。
参加者全員からもっと多くの意見を伺いたかったのですが、2時間では短すぎたのか、話す内容が多かったのか、全員の意見は聞くことができず、深いところまでお話しができませんでした。次回からは3時間は必要だと感じました。
1年の始まりに団員に集まっていただき、これからどのような活動していきたいかを話し合うのはとても新鮮で良い機会でした。これから企画メンバー(SQUAD)と協議し、楽しく有意義な街歩きを計画しようと思います。
今年の探偵団の活動にもご期待ください。(東悟子)
