面出の探偵ノート

第024号 – 雪に閉ざされた金沢にて

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ばっさりと雪が降り積もります。広い車窓の向こうには雪に閉ざされた北陸の荒野が広がります。2日間の金沢美大の特別講義と、内灘大橋のライトアップ委員会を終えて、やっとの思いで金沢駅から大阪行きの特急サンダーバード18号に乗り込みました。これから…

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第023号 – Hanover Expo 2000 をちょっと覗いて・・・

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実は10日ほど前に、私は既に同じ表題の素晴らしい原稿を書き上げていたのです。ストックホルムから成田に向かう帰国便の中。気持ち良く適度に酔いながら、しかもかなり真剣にハノーバー万博の光について論評しました 。しかしどういうわけか、書き終わって…

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第022号 – Lighting Detectives または TANTEIDAN

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[照明探偵団]が海の向こうで騒がれ始めてきました。[照明探偵団]はどのように翻訳されているのか…。ずいぶん前から色々な英訳があったような気もします。たしか”Lighting Eyes”と訳した翻訳者もいたし、&#82…

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第021号 – 見本市への期待感と倦怠感

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3月末にFrankfurt Fairがあって、5月初めにNY Fairが開催された。その中間、4月初めにMilano Fairもあったが、これには出張が重なっていて参加できなかったが、この時期に限って、まあ色々な照明関係の見本市や会議が開か…

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第020号 – Frankfur

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前回の探偵ノートで「フランクフルト・メッセを訪ねた」と言っておきながら、この世界最大の照明見本市の内容を、ちっとも報告していないことに気がつきました。何ともだらしのない話ですが、今日は寸暇を惜しんで、これについての私見を少し…。これまでは、…

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第019号 – ピカピカ好きなドイツ人

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永く続いたハノーバーの工業見本市から照明分野がフランクフルト・メッセに移った。今年2000年はその初年で[Light+Building]という見本市が、4/19~23の期間で開催され、大変な盛況に見舞われた様子だ。これからは2年に1度の開催…

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第018号 – 台北のランタン・フェスティバル

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昨日は久しぶりの「探偵団サロン」でした。LPAの2階スタジオに置いてある直径2400mmの円卓を囲んで、30人ほどの仲間が集まったのかしら? 毎回見る顔の多い中に富山から駆けつけてくれたご婦人や、新顔の学生さんなども混じって和やかな雰囲気。…

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第017号 – 新庄駅

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師が走り回るほど忙しいのが師走。私は師でもないのに常に走り回っているが、やはり特に師走は心身ともにせわしくなる。この探偵日記もついついさぼりがちになってしまう。なんてこった、情けない。 さて今日は東北地方の仙台と新庄に、私たちLPAが関わる…

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第016号 – 探偵日記991124

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おやおや、しまいにはヘリコプターまでやってきたみたいだ。ただ今、ヴァイマールからフランクフルトに向かうドイツの高速道路に立ち往生するバスの中。100m先には炎上、死亡を伴う大事故の現場が見える。完璧な道路封鎖に巻き込まれ、既に6時間もこのバ…

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第015号 – 真剣なまなざしの若者たち

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またもや東京の喧騒を抜け出してきた。今はルフトハンザ機の中で、得意の懺悔と瞑想の時間に入っている。東京を離れるたびに、地上を離れて気持ちが無国籍になるたびに、ひたすら毎日走り続けている自分の姿が健気にも可哀相にも思えてくる。どうして私はこん…

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第014号 – どうしてこんなに忙しいの?

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またまた3週間ぶりの探偵日記になってしまった。前回は香港に出張の折りに書いたものだけれど、今回も金沢への日帰り出張の帰路、夜の日本列島上空で突然思い立ってラップトップに向かっている。この3週間、余裕のないドラマティックな時間の連続でした。 …

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第013号 – 中華人民共和国建国50周年記念日

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久しぶりの香港出張。ノーマン・フォスターの設計した新空港になってから初めてなので期待して降り立ったのだけれど、ロンドンのスタンステッド空港ができたときほどの感激がない。世界中にフォスター風が蔓延してきたせいか? もう一度明後日の帰国時にじっ…

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第012号 – 面出薫+LPA展・建築照明の作法

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あ~あ、とてもプレッシャーのかかる月日でした。 今日は乃木坂のギャラリー間で2カ月に渡り開催される展覧会「面出薫+LPA展・建築照明の作法」のプレス・ミーティングとオープニング・パーティの日。昨夜まで、ほぼスタッフ総動員で準備した展覧会を皆…

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第011号 – 偏向眼鏡

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久しぶりに安曇野ちひろ美術館を訪れた。私と同年齢の建築家・内藤廣さんの設計による美術館が完成したのは3年前。南アルプスの山々を背景にした広大な自然の中に建つこの美術館は、ゆったりと寛いだ時間を過ごすための家族連れやカップルたちで賑わっている…

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第010号 – 「あかりメッセージ1999」

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日曜日だというのに今、夜の11時半、東海道新幹線で仕事からの帰り道。なんというワークホーリックな人生なのだ。反省の余地もない。 まあ、仕事好きなことはそんなに卑下したものでもない、と開き直るほうが精神的には良さそうだ。遊んでいるかのように仕…

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第009号 – 夏の終わり

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1週間があっという間に過ぎていきます。18日にシンガポールから帰り成田空港に着いたとたん「ムッムッ、何という暑苦しく重たい空気!」。赤道直下の国々のほうが、よほどすっきり爽やかな夏、とういうものだ。ヒートアイランドと化した今年の東京の夏は、…

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第008号 – 奈良の「灯花会(とうかえ)」

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前回の探偵日記から未だ1週間も経っていません。絶好調ですね。大切なのは「気張らずにコンスタントに書き続けること」とわきまえました。まずまずのリズムです。 さて、前回は時間切れで書き切れなかったことがあったと思いますが、何だったでしょうか…?…

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第007号 – 気取らないコラム

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本当に久しぶりの探偵日記になりました。 この間に「あっ、まだ変わってないや」とがっかりさせた方も数名いたとか聞いています。その方々には深くお詫びします。いや、何しろ私は、こう見えてもけっこう格好を気にするたちなもので、「探偵日記」と題したの…

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第006号 – 「なまはげ」が山から下りてきた

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(秋田男鹿半島に見る「なまはげ柴灯まつり」を見て)2月15日に秋田の「なまはげ祭り」を見に行ってきました。その時の模様をレポートします。 午前11時頃に東京駅を新幹線で出発して、秋田駅に着くまでには少し時間がかかりました。なるほど新幹線もレ…

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第005号 – 面出の探偵日記

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お待たせしました。大変久しぶりの探偵日記になりました。 毎週、いや少なくても隔週程度には、私の体験した探偵事件や独り言のような推理を紹介するつもりでいましたのに…。情けないことです。ごめんなさい。 さて、この間に色々なことがありましたので、…