街歩き・サロン

サロン – 箱根街歩き・日本橋川/隅田川 調査・Light+Building2006・Lightfair International2006・シンガポール照明実験・キャンドルナイト

研究会・サロン2006:港区芝 ERCO TOTO
シンガポールでの照明実験風景

2006年7月7日

今回のサロンは港区芝にあるERCO TOTOのオフィスをお借りして行われました。 いつもとは違った雰囲気で行われたサロンは街歩き、東京調査、2つの国際照明見本市、キャンドルナイトの報告という盛りだくさんの内容となりました。

箱根街歩き報告「夜のあじさい号」

研究会・サロン2006:港区芝 ERCO TOTO
ERCO会場風景

研究会・サロン2006:港区芝 ERCO TOTO
話に聞き入る団員の皆さん

研究会・サロン2006:港区芝 ERCO TOTO
テーブルの上には黄色い花

6月28日に行われた箱根街歩き「夜のあじさい号」の報告が行われました。
「夜のあじさい号」とは、ライトアップされたあじさいの中をあかりを落とした電車で走り抜けるという、この季節ならではの特別列車です。この「夜のあじさい号」に乗るべく、探偵団一行ははるばる箱根まで行ってきました。
10分間ほどの映像と団員の皆さんが撮った写真が紹介され、暗い車内と闇夜に浮かぶ美しいあじさいがとても印象的でした。

東京調査報告 日本橋川・隅田川

6月7日に行われた東京調査in日本橋川&隅田川の報告が行われました。
隅田川にかかる個性的にライトアップされた橋も印象的でしたが、久保団員の堤防に着目した報告から、見た目の華やかさだけではなく水辺を快適に歩けることの大切さに改めて気付かされました。また、谷川団員の報告からは、日本橋川の上を通る高速道路の高架の影響で、ライトアップされた日本橋を観る視点がないという現状が紹介されるなど、今回の調査報告には考えさせられることばかりでした。

Light+Building2006調査報告

4月末にフランクフルトで行われた世界最大の国際照明見本市、Light+Building2006の報告が岡本団員より行われました。丸2日かけても回りきれないという見本市のスケールにも驚かされましたが、同時期に行われていた街中を光で彩るライトアップイベントluminaleの報告がとても興味深いものでした。中でも57台の投光器によって20万lxもの明るさを再現したという空間が特に印象的で、一度は体験してみたいと思わせるものでした。
さらにERCO TOTOの中村団員からはLight+BuildingでのERCOの展示風景やコンセプトが紹介されました。どの写真にも必ず写っている鮮やかな黄色の花(世界中のERCOのオフィスには必ず置かれている花だそうです)がとても美しく、印象的でした。

Lightfair International2006調査報告・シンガポール照明実験報告

面出団長からは5月末にラスベガスで行われたLightfair International2006の報告が行われました。先に紹介されたLight+Buildingとの違いが比較しやすい構成だったので、興味深く聞くことが出来ました。
また、シンガポールでは交通量の多い交差点の横断歩道に映像をプロジェクションするという計画が進められており、その実験風景の紹介も合わせて行なわれました。街の一角を変容させる抽象的な光の表現は、写真で見ても十分にエキサイティングな風景でした。今年の11月には実現するそうなので、シンガポールに行かれる機会のある方は、実際に体験してみて下さい。

キャンドルナイト@Omotesando – Eco Avenueの報告

最後は6月21日夏至の日に表参道で行われたキャンドルナイト@Omotesando-Eco Avenueの紹介です。キャンドルナイトは「でんきを消してスローな夜を。」をスローガンに毎年夏至と冬至に行われているイベントで、照明探偵団としての参加は今回で6回目。サロンではキャンドルのあかりで演出されたカフェや大学生らによるキャンドルインスタレーションなど当日の風景が紹介されました。中でも自作キャンドルを手に薄暮の表参道を行進する小学生の笑顔がとても印象的で、当日の楽しそうな雰囲気が伝わってくるようでした。(小川祐樹)

関連する投稿

おすすめの投稿