2012年8月20日 内容:台場・東京ウォーターフロント街歩き報告
街歩きの感想発表
おいしい料理を囲み、和やかなムードでサロンがスタート。 街歩きの参加者、一人一人からさまざまな意見が発表されました。 レインボーブリッジからみる新橋、品川方面はランドマーク的なものがあまりなく、さみしい感じがした、水に対しての照明をしていないので、ニューヨークののブルックリン川から見るような魅力的な景観にはなっていない。ウォーターフロントという特性を活かし、お台場らしい街づくり、照明環境を整えてあげないと、他の街と何の変わり映えもしないものとなり、せっかくの潜在的な可能性が失われてしまい、もったいないという意見。あまり夜に行くような場所ではないので、とくに必要とされていない。足元を照らす照明が台場跡地まで続く道にあってもいいが、跡地に入ったら、この真っ黒な闇が残っている方がいいというような意見があがりました。
また台場公園に照明がない理由をみんなで考えてみました。明るくなると、お台場からみた東レインボーブリッジや東京タワー、高層ビルの灯りが映えなくなってしまうからではないかというのが主流の意見でした。本当の理由はこの企画をたててくれたSQUADの松本さんの感想の中で見つけてください。
(東悟子)
街歩きを終えた感想
SQUADの新年会の時に「お台場に闇がある」という話題で盛り上がり、 団長から「何でないのだと思う?」「それを考えるのが照明探偵団なんだよ」と言われたので、実際に行ってみて「なぜないのか?」「つけるとすればどんな物が良いのか?」を考えてみようと思い、今回のテーマ『お台場の闇から街の灯りを見よう』という街歩きを企画しました。
当日、暗すぎるのではないかと心配しましたが、水面にDECKSのあかりや屋形船のあかりが映りこんでいた為か、目が慣れると照度が低いわりに外でお酒を呑むには充分な明るさでした。
照明のない理由について、自分は、台場公園が明るいとレインボーブリッジのライトアップや東京タワーが目立たないからあえて暗くしているのだと思っていました。しかし、管理している東京都に問い合わせてみたところ、元々フジテレビができる前はあの辺りは真っ暗で、フジテレビ完成後に周りに照明がつきましたが、台場公園は史跡である為照明をつける手続きが大変であるため、照明をつけなていない、という理由が判明しました。
以上のような事から、商業施設の多いお台場に全く照明のない台場公園がポツンと取り残された状況ができたようです。真っ暗なので人が通行するには危険があり、貴重な遺跡だからこそ照明をつけて欲しいと思う一方、暗くて人が少ないので小さい頃の秘密基地を思い出すところもあり、個人的には今のままのこってほしいとも思いました。
(松本大輔)
今回お台場の企画をしてくださった坂口真一さん、坂入美彩子さん、松本大輔さん、下見から街歩きの運営、サロンの準備まで、本当にありがとうございました。 次回の街歩きは11月開催予定です。皆様のご参加をお待ちいたしております。
(東悟子)