官民共同の再開発プロジェクトにより2006年に完成をした「汐留シオサイト」 居酒屋を中心とした高架下の建築が、明治時代に作られた古いレンガつくりの橋桁におさまっている景色を見ることができる新橋。このビジネス街として相反する街の光の特徴を読み取るべく調査に出かけた。
赤い提灯、軒先に連なる昔ながらの裸電球、色とりどりの看板照明…。どのあかりも、あたたかくそしてにぎやかに人々を招き入れる。新橋の歩道にある光は、人との距離が近く、雑多だがそれが新橋らしい雰囲気を作り出していた。
煌々と照らされたデッキ空間。デッキからは各街区のガーデンがのぞめ、その広場からは暖かい色温度で計画され落ち着いたビジネス街としての光環境が伺えた。
汐留の高層ビルのファサードは、派手なライトアップは行われておらず、ビルのトップに少しライトが与えられていたりするだけで、あとはオフィス内の照明がメインという様子が特徴的であった。