ベルリンは、多様な文化の共存を感じさせる街であった。中世からの町並みの中で、現代的な建築が不思議に調和している。また今回は、Festival of Lights という、毎年規模を拡大している光のイベントに合わせて訪問した。市内の至る所でライトアップやプロジェクション、インスタレーションが展開され、夜の文化を活性化するための意気込みが感じられた。
テレビ塔から西を望む。中央をウンターデンリンデンの軸が貫き、その先にはブランデンブルグ門が光っている。 すこし南にはポツダム広場の近代的なビル群が目立つ。それ以外の建物は派手な演出や広告も少なく整然と並んでいた
街の一角がカラフルな文字の大群で埋め尽くされたインスタレーション作品。大人も子供も、仕事帰りと思しき人も、積極的に寄り道して行く。
ベルリンの人々はかなり能動的に、そして老若男女関係なく光を楽しんでいた。おじいさんがカラーライトを顔面に浴びて遊んだり、おばさんが三脚にカメラを据えて持ち歩いている。技術的なクオリティだけでなく、人々が楽しめるような文化土壌作りも大変重要である。