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World Lighting Journey Review

Update:

World Lighting Journey

2019 年総括、団長インタビュー
2020.02.26  細野恵理奈

毎週末に照明探偵団フェイスブックにアップさせていただいている World Lighting Journey。2019 年の総括として、今年も団長の面出さんにインタビューを行いました。


今年度の投稿を振り返る面出団長


ストックホルム地下鉄。最多リアクションを得た

面出:さて、去年の WLJ の総括では、「もっと自然光をアップしていこう」という話になったけど、実際皆のリアクションはどうだった?

―あまり自然光単体のポストに反響が多いわけではなかったようです。

面出:ではどんな写真に比較的反応が多かったの?
(2019 年の Facebook 投稿を振り返る資料に目を通して)なるほど、今までに見たことのないものや、特に日本人にとって稀有な景色に対して反応が多かったようだね。

―林さん撮影のストックホルム地下鉄の駅、
そして服部さんのバチカン&イタリアの写真が、今年最もリアクションのあった投稿です。

面出:地下鉄の写真は、写真自体のインパクトもさることながら、純粋に興味が掻き立てられる。
服部さんの撮る写真からはいつも、光や照明と人がどのように関わってるか感じられるのが良いね。


バチカンのサンピエトロ大聖堂。ダイナミックな光と影

―板倉さんの、Anthony Mccall のアート作品のような上空からの写真にも反応が多かったです。

面出:日本では、あまりこのような自然の強い光を見ることが少ないから、印象的だったのかもしれないね。「ミラノの奇蹟」というイタリア映画があるんだけど、知ってるかな。雲間から広場に光が落ちてくるシーンがとても印象的で、あたかも舞台の中の俳優のように、人々が「光の中に入って」移動していくシーンが印象的。それを思い起こさせる写真だね。

―面出さんのお気に入りの投稿を教えてください。

面出:マカオのカジノホテルの、光と水のインスタレーションもいいね。人が写っている写真は情景が生きてくる。カジノの存在自体には賛否があるけれど、カジノが必要とされるところには必ず照明も存在するので、僕は英雄だと思います(笑)。同じく西湖の噴水ショーの写真も良い。ショー自体の光と、人々がそれを写真におさめる携帯やカメラの画面の集合で生まれる二重の光が存在していて、なかなか印象的だよね。


成田上陸前の機内から

―ところで、Facebook という媒体に関して言えば、去年や一昨年と比べて、個人的に利用する人が減少しており、Instagram や Twitter を利用する人が増えているようです。

面出:Facebook との違いは何だろう。

―Facebook は実名で知り合い同士がつながり、お互いの近況などを知らせ合うのに使われる印象です。一方 Instagram や Twitter は必ずしも実名の登録が要らず、自分の好きなテーマを自由に検索したり気になる人をフォローしたりして、興味を縦横無尽に深堀りするのに適しています。 Instagram にはストーリーという直近の写真や映像を 24 時間限定で載せる機能もありますが、その気軽さから活発に投稿する人が多いです。

面出:他には何か違いがあるかな。

―ある人の過去の投稿を見るときに、Facebookだとスクロールするのが大変ですが、Instagramだとサムネイル表示が優れているので、たくさんの情報を短い時間で振り返りやすいです。WLJ の過去の投稿を見るのは Instagram の方が向いています。また、Twitter でも Instagram でも、興味のあるタグで検索すると、世界中の人のポストを見ることができます。例えば #lighting と検索すると、色んなジャンルの照明の写真がエンドレスに出てきます。


中国・西湖の噴水ショー。皆が写真におさめる光景も印象的

面出:なるほどね。では世界中の人から WLJ を知ってもらうのには Instagram が適していそうだね。あとは今年は色んなことをやってみたい。例えば隔週くらいでテーマを決めて、皆に写真を送ってもらってもよいね。「今年一番憤った風景」とか。普段、嫌な光ってあまり写真におさめようと思わないじゃないですか。不快だと感じる光は人によって違うから、「この人はこれが嫌なんだね。私は素敵だと思うなあ」なんて発見があって、き っと面白いよね。あとは短くてもいいから、いつも何かを写真におさめる時、なぜ撮ろうと思ったのか?を記しておくとよいね。それを積み重ねていくと、物を見る視点というのが養われるし、その独自の視点こそが面白い。よし、2020 年度は、色々挑戦してみる年にしましょう。 (細野恵理奈)

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