街歩き・サロン

第33回照明探偵団街歩き 港街ヨコハマの光

街歩き2007:港街ヨコハマの光

2007年9月28日

横浜夜景探訪

街歩き2007:港街ヨコハマの光
横浜スタジアムの凄まじい投光器の光

街歩き2007:港街ヨコハマの光
水上バスに乗り込む団員

街歩き2007:港街ヨコハマの光
海辺から

街歩き2007:港街ヨコハマの光
ベイクウォターにて集合写真

今回の街歩きは久しぶりの横浜でした。参加者は、横浜市・都市デザイン室を中心とした皆さんと探偵団メンバーの合わせて24名です。
まず、横浜市の特別な配慮で、現在一般公開していない横浜マリンタワーの展望台から夜景観察しました。 海沿いの工業地帯は、低圧ナトリウム灯のオレンジ色。対して住宅エリアは水銀灯の白色が目立ちます。 みなとみらい方面からは大きな光のボリュームとして、ランドマークの光やカラフルな観覧車、スタジアムからの凄まじい投光器の光が届き、方角によって違った表情が見えていました。
水上バスに乗って海からの夜景観察の後には、昨年横浜駅東口にオープンした商業施設『横浜ベイクォーター』まで足をのばし、横浜夜景を満喫しました。
懇親会では、横浜市のみなさんにこれからの横浜を垣間見るような貴重な話を聞くことが出来ました。横浜夜景は、より一層ドラマティックになるように考えられているようです。
港町特有の点光源の目立つ夜景といった印象を受けましたが、ランドマークや歴史的建造物がライトアップされ、不要な光が潔く排除されたら、横浜夜景からますます目が離せなくなるのではないでしょうか。
(上田 夏子)

マリンタワー

横浜港開港100年を記念し1961年に建てられた元祖横浜港のシンボル、マリンタワー。昨年クリスマスに営業終了し、現在は2009年春のオープンを目指した再生事業の最中である。今回は、そんな閉鎖中のマリンタワーに照明探偵団が踏込んだのである。
ブラックライトで演出されたエレベーターが上昇した先、地上100メートルにある2層式展望台には360度の夜景が広がっていた。0.5lx(床)の暗い展望室は夜景観察にはもってこいだった。ぐるっと一周展望室を歩くと、横浜の様々な夜の個性が目に飛び込んでくる。貨物埠頭のオレンジの光、その中で際立つベイブリッジの青色ライトアップ、埠頭のオレンジに照らされたような黄土色の月、対岸には高層ビル群の白いきらめき、景色を横切る首都高速、ビルの隙間から顔をのぞかせる中華街の明かり・・・この光のコンビネーションこそが横浜の夜であり、全景を織り成す個性豊かな光それぞれが英雄なのだ、というように寛大な気持ちになってしまう。その中にあって、どうしても英雄になりえないのがスタジアムから夜空に放たれる膨大な光ではあるが。
(藤井 茂紀)

水上バス

水上バスは、山下公園を出航し、みなとみらいへ。探偵団一行は、船上というちょっとした非日常に、おおいにはしゃいだ。
岸からどのくらい離れただろう。気付くと夜景が大パノラマとなって目に映った。色々な要素の光が目に飛び込んでくる。遠く地平線に浮かぶ光の粒は、ベイブリッジ、大桟橋客船ターミナルのリニアな光とつながり、さらに桜木町の高層ビル群の演出されたスカイラインで頂点となっていた。それらを動かす歯車のように、巨大な観覧車がサイケデリックな色彩で花開きながら回転していた。
ナトリウムランプによって、その名の通り赤面している赤レンガ倉庫は、背景の白濁した空と対比して特異な存在に思えた。偶然にも宙に顔を出した満月は、光る街と寄り添うようにたたずんでいた。そして、地上の一連の光は、揺らぐ海面にはじき返されてじっとしていない。それが夜景をより絵画的にさせていた。港街・横浜に特有の夜景は船上にこそあるのではないかと思うのだった。
(服部 祐介)

横浜ベイクウォーター

横浜駅東口のポートサイド地区に位置する横浜ベイクォーター。以前は横浜駅東口というと、目の前に国道が走り、交通量は多いものの、そごうデパートがあるだけの少し寂しい場所に感じていました。昨年オープンした横浜ベイクォーターはこんな閑散としたエリアに賑わいを与えるとともに、海、国道、駅からの容易なアクセスが横浜だけではなく、いろいろなエリアの人を呼び寄せているのだと感じられました。
建物としては各フロアーともに屋内から外へ出れば、運河沿いを夜景観察しながら回遊できる動線となっていました。特にメイン広場では多くのカフェやレストランがテラスにテーブルを並べ、みなとみらいの夜景を楽しみながらのディナーはとても優雅で贅沢な時間を過ごしている様に見えます。しかし残念なことに、みなとみらいの高層マンション建設が進み、横浜を代表する夜景が少し隠されてしまっていました。この高層マンションが横浜の夜景を壊す犯罪者となるか、または新たな夜景を創る英雄となるのか、完成するのが少し楽しみです。
(久保 隆文)

街歩き2007:港街ヨコハマの光
横浜夜景パノラマ

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