テーマ「旅の利点」
Interviewer: Xu Xiao
XU:今日は面出さんと旅の利点についてお話ししたいと思います。旅は新しいものへの気持ちを開き、新しい文化を経験したり、新しい人と出会ったり、友人を作ったり、彼らの物語を知ったり、人々がどのように暮らしているかや普段の生活からどのようにリラクゼーションを得るかを知ったり、知識を増やし人生の思い出を作ったり、違う街の違う食べ物に挑戦したり、チャレンジにも直面したりします。
私はティナモンアイランドやプーケット旅行でスノーケリングを覚え、とても楽しいと思っています。
MEN: 以前は泳いだりしなかったの?
XU: 私の田舎は山に囲まれており、海岸を見たことがなく、以前は全く泳げませんでした。面出さんは旅することに何か利点を感じていますか。
MEN: そうだね、旅にもいろいろな種類があるよね。例えば一人旅、二人旅、グループでの旅。僕にとって旅は旅行とは違う。旅はもっと繊細なもの。普段の生活から離れ、心を解き放つためのもので、心の旅って言うように、より健康な人生のためのもの。
一人旅は僕にとって一番重要な旅。たまには奥さんとの二人旅もあるけどグループ旅はやったことがない。お金を払ってたくさんの人のために待たなくてはいけないから。
Xuさんは旅の利点の中で、何が一番重要?
XU: たぶん新しい文化を経験することと違う街で違う食べ物を試すことです。本から文化のことは知ることができますが、その街で本当はどうやって生活しているかを知ることはできません。食べ物も実際に行かないと味わうことができません。
小学生の頃、日本の漫画やアニメや小説、テレビドラマや映画、日本人が実際にどのような生活をしているのかなど、日本文化にとても興味を持っていました。でも実際に行く機会がありませんでしたが、この10月に関西に行くことになりました。
MEN:本当に?ご主人といくの?
XU: はい、主人と息子とです。普通は旅行の前に、ガイドブックを読んで情報を仕入れます。東京は静かで清潔な街だということを本で読みました。
大阪はとても賑やかで道頓堀では大きいカニ、巨大な手が寿司をつかんでいるもの、大きなたこ焼きのように巨大な看板があり「楽しい生活してます、寄っていきませんか」と言っているようです。神戸はヨーロッパの街並みや食べ物があり、京都は春や秋に美しい景色が広がり、紅葉を見てみたいと思っています。奈良は鹿と世界で最初の小説といわれている源氏物語の博物館があります。LPAのプロジェクトの1997年完成した京都駅や六本木ヒルズの一部を手掛けたジャンジャーディが設計したなんばパークスにも行ってみたいと思っています。カニやフグ、お好み焼き、たこ焼き、和牛、オムライス、アイスドックなどにも挑戦してみたいです。
MEN: いつ来るの?
XU: 10月の終わりから11月の初めです。
MEN: 10月の終わりは紅葉にはまだ早いね。普通は11月が紅葉のシーズンなんだけど最近は地球温暖化のせいか12月でも紅葉が見られるよ。フグに一番いい季節は冬の12月頃。
旅行中、写真は撮る?最近は写真を撮るのも簡単になってきたけど、みんなあまりよく見たりせず写真を撮ってSNSにあげて、次に移動するだけになっている気がする。旅に対する態度がだいぶ変わってきていて、何かを感じたり、考えたり、人の生活を観察したりする時間を持てていない気がする。 特に若い人はウェブで目的地のことを知り、旅の目的がそれを確認する作業になっている。それはあまりいい態度とは言えないよね。
XU: 私も写真は撮ります。先週読んだ子供と旅することについての記事では、1日に2~3カ所回るのであれば、1カ所にするべきだと書いてありました。そうすれば注意深く見るし、旅からもっと知識を得ることができるとありました。時々は本を片手にお茶を飲み、気持ちのいい風と波を眺めながら、ビーチでリラックスする、現地の生活を楽しむようなのんびりした旅もいいですね。
MEN: 旅は違う目的を持っている。一人旅は時々全く答えが出ない自分探しの旅だったりする。二人旅は何かを共有し、家族の思い出作りだったりする。僕の奥さんは時々自然を探しに街を歩いたりする。社員旅行は社員とのコミュニケーションだったりする。様々なスタイルの旅行を楽しむべきだし、旅行の間は現地の人の家を訪ね、現地の家のインテリアを見たり、生活を楽しむべきだね。