探偵ノート

第003号 – Enlighten Asia 2021 に向けて~Bangkok Nightscape Sceneの裏側~

Update:

Written by Acharawan Chutarat
Lighting Designer
Bangkok

どんなに暗い状況の中にも明るい面がある。新型コロナウイルスパンデミックの渦中では特にそうだ。少なくとも、オンラインコミュニケーションによって照明仲間がより密にアイデアを共有したり、互いに学び合ったりする機会をもたらしてくれた。Enlighten Asia 2021注1の学生ワークショップが私たちをつなげてくれた。私たちのことを思ってくれた面出さんに感謝したい。

2021年4月から今この記事を書いている現在も、バンコクの感染状況は悪化し続けている。KMUTT(モンクット王工科大学トンブリー校)は、2021年7月12日よりバンコクにあるすべてのキャンパスを閉鎖し、一学期間オンライン授業を行うと発表した。つまり12月までは公式に顔を合わせて活動ができないのだ。しかし学生たちはどうしても照明のワークショップに参加したいと、私が感じられるほどの情熱を示してくれた。自分達なりのやり方で順調に成長してゆく学生たちとの仕事が、とても楽しく思える。私たちは少しずつ新しい学びの形式に慣れてきた。

まずは場所の選定。現場へのアクセスが限られているため、過去の授業で調査した場所の中から希望に合う場所を選ぶよう話し合った。これは夜間の様々な問題点を通して都市デザインの授業を強化するものだ。次に学生たちは、感染状況が悪化する以前に、私の指導のもとで光の英雄と犯罪者の観察をする機会を得た。やはり実体験は大切だ。3つ目はこのワークショップに参加している精華大学からマイクロブログ、baidu ヒートマップ、Instagramのキーワードやいいね!数や閲覧数、夜間調査のためのルミナスリモートセンシングなど、様々なツールを用いたデータ収集を学んだ。これは素晴らしいリサーチ方法だと思った。最後に、皆が別々の場所にいる時に各々で使える輝度測定アプリがあると便利だ。手ごろな値段で誰でも手に入れることができるツールを作ることが、彼らの意見をサポートするための私の次のプロジェクトだ。これを通じてパンデミック期に学生や照明業界に貢献できることを願っている。

注1:Enlighten Asia 2021

Enlighten Asia Conferences は照明デザインのプロフェッショナルによる、教育とネットワーキングのためのイベントです。 この会議は照明コミュニティが集まり、光に情熱を持ち同じ志を持つ人々と学び、アイデアを共有し、ソリューションを探求する場となっています。建築照明デザインを未来に向けて発展させるために必要なインスピレーションやモチベーションを与えてくれる専門家たちと、有意義で親密な関係を築き、示唆に富んだディスカッションを行っています。

今年の開催概要
日時:2021年11月10日 10:00-17:30、11月11日 10:00-19:30
場所:オンライン(ZOOM)
※登録方法、詳細はIALD-JAPANのウェブサイトをご覧ください。
主催:Japan International Association of Lighting Designers

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