いつもこの時期にはテルテル坊主のお世話になっている。夏至と冬至に合わせて行われるキャンドルナイトのイベントに参加して今回で7回目を数えるが、6月22日(金)の予報は雨。少しの雨ならやってしまうが今回は危ないかもしれないな…と思っていた。
しかし、やはり私の普段の行いが良いせいか7時の開始直前には全く傘が不要になったのだ。完璧なアメ男だった私が、ここ5年間ほどで完璧なハレ男に変身を遂げた証拠だ。以前は照明探偵団などの屋外でのイベントはやるたびに雨だったので、私のせいは明確だった。しかしこのところの全戦全勝には大きく胸をはっている。
ご覧の写真は明治神宮前に集合しつつある神宮前小学校の生徒と父兄たち、その引率役のグリーンバードの皆さん、そして子供たちのワークショップを精力的に行った多摩美の学生たちが写っている。開始時間の7時少し前なので傘が開いていた。しかし、さあ開始という合図があるや否や傘は邪魔者となっていた。
今回のキャンドルナイト・イベントの詳細は探偵団のWebの方に譲るが、原宿表参道欅会や表参道ヒルズの協力もあって、街全体でやっている感じが強くなってきたように思う。キャンドルの明かりを灯してくれるキャンドルカフェネットワークの数も増えてお洒落な表参道らしくなってきた。何よりも嬉しいのは、店頭の照明のライトダウンに積極的に応じてくれる店舗や飲食店が増えたことだ。どうしても店舗はお客様の目を引き付けて商品をお買い求めいただく…という性格から、明るくすることがあっても消灯や減灯には非協力的だった。それが今年は「わかりました、暗くしましょう」とかなりのところが言ってくれる。店舗との交渉に当たった実行委員の学生たちの表情も明るくなる。
「でんきを消してスローな夜を…」わかりやすいスローガンが徐々に街にこだましてくる。
年に2回のイベントだけでなく毎週末にでもこんな気分になりたいものだと思う。