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面出の探偵ノート

第77号 – MIT Chapelに澱む光

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このチャペルに来たのはこれで3回目だ。 ボストンにはその倍ほどの数を来ているが、時間が取れる時には必ずMITキャンパスにやってくる。季節によって漂う空気が違うことも気に入っている。緑あふれるキャンパスにぽつんと置かれたこの小さな礼拝堂の光環…

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第076号 – 少しばかり暗すぎはしないか…

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久しぶりに夫婦一緒の小旅行を楽しんだ。 Bangkokに仕事でいく機会があったので、その打ち合わせのついでに奥様を誘ってタイ北部の街チェンマイを訪れた。チェンマイには私たちが照明デザインを担当したリゾートホテル、Chedi Chaingma…

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第075号 – ロンドンのパブ 3軒

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今、私はテムズ川沿いテートモダンの脇にある小粋なパブに落ち着いている。Founders Arms / Riverside Pub and Dining という名前の店らしい。 多分1年ぶりのロンドン出張になるのだろう。しかも独りでぶらぶらと…

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第074号 – カンダラマの夜明け

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今、カンダラマの森と湖が深い闇から解放されて、朝を迎えようとしている。私は髭をそり歯ブラシを口に入れて、めまぐるしく変化する気配の一瞬を見落とすまいとベランダの椅子に腰掛ける。カメラでこの気配が切り取れない。変化する雲の厚さや形に日の出の角…

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第073号 – 通天閣界隈・二度づけ禁止の光

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「二度づけ禁止」の張り紙を見たことがありますか? いまどきは徐々に少なくなってきているが、大阪の下町に見られる立ち食い串揚げ屋で見る張り紙だ。ポッピーとかバクダンとか言うような安酒をあおりながら目の前で揚げられる熱々の串揚げを、ホーローの器…

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第072号 – LEDは蝋燭の親友です

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私は最近、色々な場面で蝋燭のあかりを使う。 リゾートホテルや飲食空間などの照明デザインに大切な光源の一つとして起用するのだが、光量が不足したり安全性を問われたりして苦境にたつような時にLEDの競演によって助けられることがある。だからLEDは…

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第071号 – 舘山寺温泉の花火

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浜松に有名な舘山寺温泉がある。縁があって遠鉄観光が経営する高級旅館「九重」で花火大会を見る機会を得た。7月の最終日曜日のことだ。九重は目の前浜名湖を挟んで大草山が一望できる景勝の地に建つ名旅館で、この目の前で5000発の花火が打ち上げられる…

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第070号 – 明治神宮への公式参拝

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私はどこの神様にも手をあわせることにしている。神社仏閣はもちろん、国外のキリスト教会やイスラム寺院にも頻繁に出入りし、その場の人々の祈り方をまねて祈る。それが私の作法。どこの土地や人々にも楽しい時ばかりでなく苦しい時や悲しい時が頻繁にやって…

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第069号 – 多摩美の図書館に漂う光

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この図書館が完成したと聞いてから早く行ってみたいものだと思っていたが、探偵団街歩きの一環として、照明探偵団一行15名ほどで夕暮れの多摩美に立ち入った。伊東豊雄さんの建築設計、藤江和子さんの家具設計によることは良く知られているが、この図書館も…

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第068号 – 道端で大切な友人に会う

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2年に一度フランクフルトで開催される「Light &Building」という照明関係の世界最大の見本市には毎回参加している。今年は4回目になるそうだがLPAの仲間5人と共に3日間フランクフルトに滞在した。 8年前から始まった見本市だ…

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第067号 – AAスクールの学生たちと

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この探偵ノートが頻繁に更新されないことに腹を立てている人がずいぶんいるらしい。探偵団の事務局をはじめ私の身近な仲間は「面出さん早くノートを更新してくださいよ」などと優しく促してくれるが、「あのコラム結構楽しみにしているんですよ」という声の奥…

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第066号 – インゴ

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さて、私がインゴ・マウラーと初めて会ったのは20年前だったか25年前だったか定かでないが、インゴから私に会いたい…という連絡があったことから始まったと記憶している。当時盛んだったSDという雑誌に「詩情とハイテック」という題のエッセイを私が書…

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第065号 – 岩室温泉の街おこし

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武蔵美の空間演出デザイン学科で光のデザインを教えるようになって早いものでもう7年目になる。もちろん照明デザインだけを教えているわけではないが、3年次から私のゼミを選択する学生はすべからく「光」というフィルターを通して社会を見たり課題をこなし…

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第064号 – ザハ

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「ザハ」という名前はなんとも強烈で印象的だ。女性の固有名詞と聞いてもなんとなくぴんと来ない。「カオル」という私の名前の方がよっぽど優しく女性的な響きを持っている。 ザハとは著名なイラク・バグダッド出身のイギリスの建築家Ms.Zaha Had…

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第063号 – シャンデリアをデザインしてみたいと思った

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私は常に建築照明デザイナーという職能は照明器具の姿かたちから逸脱して、真に光と人の関係に純化して照明デザインを語るべきだ…と言うようにしてきた。これまでの日本の照明デザインの浅い歴史は照明器具の姿かたちのみに一喜一憂していて、その照明器具が…

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第062号 – キャンドルナイト@OMOTESANDO – Eco Avenue 2007夏至

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いつもこの時期にはテルテル坊主のお世話になっている。夏至と冬至に合わせて行われるキャンドルナイトのイベントに参加して今回で7回目を数えるが、6月22日(金)の予報は雨。少しの雨ならやってしまうが今回は危ないかもしれないな…と思っていた。 し…

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第061号 – 社員技術研修会

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照明探偵にほとんど無関係な話題だけれど、今や照明デザイン事務所としての社員の数だけは世界有数になってしまった弊社の社員研修会について一言ご報告。なんといってもこれを企画した側の私が少し感激して、社員の真剣(そう)な面持ちを新しく衝動買いした…

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第060号 – 赤道直下のワークショップ

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気が付いてみると今年に入ってから一回もこのノートをアップしていないみたいです。まあ月日の経つのが早いというか、私が怠け者だというのか、怖いものですもう3ヶ月もあいてしまいました。 「何でもいいからもったいぶらずにアップしてください…」という…

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第059号 – ジャンクション・ライティング

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12月21日のTHE STRAITS TIMES掲載写真 シンガポールが世界に誇るオーチャード・ロードに新しい光の風物詩が誕生した。オーチャードの中でも最も混雑する髙島屋やパラゴンに近いバイドフォード交差点が30分に一回だけスクランブル歩行…

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第058号 – 参道に出現したあかり/akariumに注目

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原宿表参道の欅道の夜を歩いてみてください。高さ6メートルもの大型行灯から溢れる優しい和風のあかりに出会うことができるはずです。この欅道は90年代にイルミネーションを草分け的に開始し一大ブームを作ったのですが、仔細あって1998年にこれをやむ…

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