探偵ノート

第067号 – AAスクールの学生たちと

Update:

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この探偵ノートが頻繁に更新されないことに腹を立てている人がずいぶんいるらしい。探偵団の事務局をはじめ私の身近な仲間は「面出さん早くノートを更新してくださいよ」などと優しく促してくれるが、「あのコラム結構楽しみにしているんですよ」という声の奥に妙にとげっぽいものを感じることもある。どうもすみません。ブログみたいなものが好きでないので、ついつい気取ったテーマを装ってしまう傾向が私にはあるみたいで、更新スパンが長くなってしまいます。これからは少し力を抜いて流行のブログ的に、しかし正直な光の社会批評と若干の懺悔を、許される程度のトーンを持ってお伝えしようと思いました。楽しみにしてください。

さて今日は大阪日帰り出張の帰路、新幹線の中からです。PCを広げてみるとデスクトップの右上端に「未・探偵団ノート」というフォルダーが寂しそうに張り付いているのを発見。中身を覗いてみると「051210 AA Workshop」という4枚のセレクトされたこの写真がうずくまっていました。2005年の12月、つまり今から2年以上前に探偵団ノートを書こうとして準備したものです。なんてこった、失礼極まりない。

建築家で武蔵工業大学教授の岩村和夫さんからある日、「面出さん、私の知り合いのAAの先生がロンドンから学生を連れて日本に来るのだけれど、その時に照明探偵団的なワークショップがやりたくて、それで是非面出さんに参加してもらいたいと…」というようなお誘いがあって、このようなことになったのです。2年以上も前のことなので詳細は記憶にありません。AAの学生10数名に東大から武蔵美まで日本の学生選抜を同数程度加えてシャッフルし、4~5班に分けて横浜の特徴的な夜を調査・分析・批判・提案するようなもので、楽しさ抜群でした。二日間きりのプログラムで、一日目にオリエンテーションと現地調査、二日目に検討と提案をまとめてプレゼンテーションという早業。それがことも見事に手馴れた風情の成果が得られたものだからびっくりしました。徹夜まがいだったと思われますが、さすがAAの学生は手と頭が早い。私の担当班は横浜中華街の光の再生計画でしたが、岩村さんのご子息や今やLPAの社員となった小川基世さんの顔も見えます。

岩村さんやAAの皆さんに感謝しています。終了後の中華街での懇親会も楽しくて、こんなWorkshopなら毎年やってもいいと思いました。

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