面出の探偵ノート

第011号 – 偏向眼鏡

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久しぶりに安曇野ちひろ美術館を訪れた。私と同年齢の建築家・内藤廣さんの設計による美術館が完成したのは3年前。南アルプスの山々を背景にした広大な自然の中に建つこの美術館は、ゆったりと寛いだ時間を過ごすための家族連れやカップルたちで賑わっている…

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第010号 – 「あかりメッセージ1999」

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日曜日だというのに今、夜の11時半、東海道新幹線で仕事からの帰り道。なんというワークホーリックな人生なのだ。反省の余地もない。 まあ、仕事好きなことはそんなに卑下したものでもない、と開き直るほうが精神的には良さそうだ。遊んでいるかのように仕…

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第009号 – 夏の終わり

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1週間があっという間に過ぎていきます。18日にシンガポールから帰り成田空港に着いたとたん「ムッムッ、何という暑苦しく重たい空気!」。赤道直下の国々のほうが、よほどすっきり爽やかな夏、とういうものだ。ヒートアイランドと化した今年の東京の夏は、…

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第008号 – 奈良の「灯花会(とうかえ)」

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前回の探偵日記から未だ1週間も経っていません。絶好調ですね。大切なのは「気張らずにコンスタントに書き続けること」とわきまえました。まずまずのリズムです。 さて、前回は時間切れで書き切れなかったことがあったと思いますが、何だったでしょうか…?…

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第007号 – 気取らないコラム

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本当に久しぶりの探偵日記になりました。 この間に「あっ、まだ変わってないや」とがっかりさせた方も数名いたとか聞いています。その方々には深くお詫びします。いや、何しろ私は、こう見えてもけっこう格好を気にするたちなもので、「探偵日記」と題したの…

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第006号 – 「なまはげ」が山から下りてきた

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(秋田男鹿半島に見る「なまはげ柴灯まつり」を見て)2月15日に秋田の「なまはげ祭り」を見に行ってきました。その時の模様をレポートします。 午前11時頃に東京駅を新幹線で出発して、秋田駅に着くまでには少し時間がかかりました。なるほど新幹線もレ…

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第005号 – 面出の探偵日記

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お待たせしました。大変久しぶりの探偵日記になりました。 毎週、いや少なくても隔週程度には、私の体験した探偵事件や独り言のような推理を紹介するつもりでいましたのに…。情けないことです。ごめんなさい。 さて、この間に色々なことがありましたので、…

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第004号 – 海で鯨に面会した日

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ホエールウォッチングなんて観光客だましみたいなもので…と思っていたが、大海を我がもの顔で泳ぐ鯨の群れを間近に見て、子供のように熱くなった。 我が哺乳類の仲間が海に悠然と生活している様子に、心打たれるのかも知れない。これが魚の大群を見ても、こ…

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第003号 – UA-800 の陰影礼賛

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はっはっは、景気づけのジントニックをあおった後に、今、カリフォルニアのシャルドネを頂きました(少々良い気分になっている)。ニューヨークに向かう飛行機 UA-800便、これには既に何十回も乗っているに違いないのです。離陸後の飛行機の中では私は…

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第002号 – シンガポールのコンドミニアム

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8月の19日から23日までシンガポールに出張に出た。さてシンガポールに来るのは何回目になるのだろうか? 多分ヤマギワの研究所に勤めていた頃に数回、そしてここのところ年に1~2度来ているので、既に10回ほどは訪れているはずだ。 私はシンガポー…

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第001号 – 粋な花火

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まあなんとすっきりしない夏だろう。 東北地方では、とうとう梅雨明け宣言も出ないままに、秋雨前線とくっついてしまうとか言っている。日本だけでなく世界中が異常気象に悩まされている。いや、異常なのは気象だけでなくて、人の心も荒んでいる。アフリカに…

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第000号 – 「面出コラム」を開設

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日曜日の夜、窓の外にはのんびりとした隅田川。 ここ越中島は昨夜の東京湾花火の大音響が嘘のように、今日はひっそりと静まり返っています。夕食に得意なキュウリと人参のサラダを作って、美味しいお粥を炊きました。久しぶりに楽しい自炊のペースです。 さ…