夜の首都高を走ると、東京の光をシークエンスとして体感することができます。ビルの合間に断続的にたち現れる東京タワー、上空まで輝く銀座のネオン街、暗く沈みこむ皇居や海。近くに流れる光と遠くにちりばめられた光が、複雑な順を追って重なり次々と表情を…
都心に位置し、多数の文化施設と史跡を内包する上野の森。そこには光の溢れる繁華街とはまた違った東京の夜があるはずだ。暗く沈む夜の木々の間から明るい空がのぞくその場所には、静寂の中に喧騒が紛れ込み、緩やかに共存している姿があった。 JR駅から上…
大規模な再開発が進められ、今まさに転換期にある新宿。その現在の姿を調査すると、高層ビルからの漏れ光や夜通し輝き続ける大きな広告看板の光など、人が密集する街ならではの風景にいくつも出会った。 5年後に完成予定の南口再開発地域。歩行者通路を取り…
吉祥寺は、様々な要素が凝縮されている街だが、雑多な雰囲気がしないよう、街が整理されている。民公が手を組み積極的に進められる街作りにはどのような光のルールが隠れているか、また生活の場でもある商店、公園等の光はどのような表情を形成しているのか、…
東京調査: 佃・月島 2019.11.18 田窪恭子+安齋雄一+渡邉 菜見子 月島の俯瞰写真。賑やかな高層ビル群の光とは対照的に、商店街や細い多数の路地からは光は漏れて来ない 江戸時代に造られた漁師の島、佃。明治時代に埋め立てられ今では多く…