探偵ノート

第040号 – 無念!東京国際フォーラム

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2005年の4月1日より東京国際フォーラムの美しいガラス棟ロビーにいかがわしいポール灯が約10機ほど設置されてしまいました。まったく無念としか言いようがない。私たち照明設計者には一言の相談もなかったのです。1990年から6年半もの間、この空間の建築照明デザインを一生懸命考えて作り上げてきた私たちは、その変容した姿を見て愕然としました。建築設計者のラファエロ・ヴィニオリ氏にはこの追加的処置についての事前の相談があったのでしょうか?

既に公開空地での様々な内照式誘導サインや明るさを補う為の屋外灯が増設されてしまったことは昨年末に気がついていたけれど、まさかこの大切なガラス棟の内部にまでこのようなものが置かれることになるとは考えてもいませんでした。東京都の偉いどなたかが「ここはもう少し明るくならないのか!」と怒鳴ったに違いありません。役人のやることはいつも節操ない。どうして夜の50ルクスの快適な明るさに今ごろクレームをつけたのでしょう?私は本当にがっかりしています。このまま放置しておくことのできない事態です。まず事の次第をきっちり調べて、施工を指示した方々に事情を聞くしかありません。「誰がどのような権限で、それまで時間をかけて承認された建築デザインと照明デザインの著作権を汚すような照明の増設を決定したのか?」「50ルクスの十分な明るさで、都民に対してどのような不利益があったのか?」「どうして設計者に相談しなかったのか?」、疑問はたくさんあります。

う~ん、本当に取り返しのつかない行政の失態。皆さんも夜の東京国際フォーラムに足を運んで見てください。そして私が間違っていたら反論してください。これは大きな議論になってしかるべきことですよ。う~ん、本当に悔しい、としか言いようがありません。

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