昼は半袖でも、太陽が沈むと吐く息がうっすら白い夏のロシア。モスクワ中心部に数多く通る巨大な幹線道路には、この国らしさを象徴するスターリン・クラシック様式などの重厚な建築がずらりと建ち並び、繊細でダイナミックな美しい光の化粧がよく似合う。しか…
南米のパリを目指したというブエノスアイレス。長い昼休み(シエスタ)のせいも あって、夜更かしも並大抵ではない。昼と見間違うかのような明るさの繁華街も ある。ここには南米独特の熱気と怪しげなカオスが交じり合っている。 アレム通りの夜の景色。セ…
東西文化の交点にあるイスラムの街は異色な光を放っている。バザールに輝 く光の粒子やモスク内部に攪拌された多方向な光。静まり返った闇夜に浮かぶ ミナレットと、ボスポラス海峡に映える青い月。これもイスラムの証か。 旧市街の丘の上からボスポラス海…
スロベニアの首都機能を全て持ち合わせながらも、赤い瓦屋根の美しい町並みが広がる古都・リュブリャーナ。 夕暮れ時にリュブリャニツァ川沿いに憩う人々が灯すほのかなあかりと、ライトアップされた歴史的建造物。コンパクトにまとまった街に点在するめりは…